今頃、納涼会と「ニセ札つかいの手記」(武田泰淳)
昨日は、健生山の会の納涼会が徳島市内であったので、連れ合いと参加した。だいぶ涼しくなったこんな時期になぜなったかというと、全く私の都合からであった。当初予定されていた8月下旬に、B型肝炎訴訟の大阪期日が入ったためである。今の私にとっては、B型肝炎訴訟が一番の優先行事になっている。
明日は徳島市内のあわぎんホールで、B型肝炎特措法の説明会と無料相談会、その後徳島原告の交流会が予定されていて、これにも参加することになっている。9日・10日は大阪で関西肝炎フォーラム、14日はこれも大阪で肝炎の恒久対策会議がある。
納涼会の参加者は9名、今後の行事予定、参加確認などをしたあと、皆で乾杯。美味しい肴と酒で楽しい晩を過ごした。
- 作者: 武田泰淳
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2012/08/23
- メディア: 文庫
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武田泰淳異色短編集とサブタイトルにあるように、私にとってはわかりにくい短編集であった。武田泰淳が生誕して100年(1912年2月12日)になる年に、記念として出版されたのであろうか。
我が家の本棚を調べてみた。出てきたのは以下のものであった。
「風媒花」「司馬遷『史記の世界』」「わが中国抄」「新編人間・文学・歴史」「ひかりごけ・海肌の匂ひ」「愛のかたち・蝮のすゑ」「天と地の結婚」「才子佳人・月光都市」「武田泰淳集 新選現代日本文学全集27」「敵の秘密」「花と花輪」「冒険と計算」「武田泰淳 昭和文学全集 20」「政治家の文章」「日本の夫婦」「ニセ札つかいの手記」「士魂商才」「地下室の女神」「愛と誓ひ」「秋風秋雨人を愁殺す」「女の宿」「黄河海に入りて流る」「富士」「上海の蛍」「快楽」「目まいのする散歩」「心身快楽」「対話 私はもう中国を語らない」「こんにゃく問答 2」「毛沢東 その詩と人生」(共著)「日中の原点から」(共著)
私が引かれている武田の著作は、主に中国に関するもの。僧籍も持った武田(実家は東京本郷の浄土宗の潮泉寺)。東大の支那文学科(当時)に入り、左翼活動に関係して逮捕され、大学を中退し、仲間と中国文学研究会をつくり、形見のような形で司馬遷『史記の世界』」を書いて中国へ一兵士として出兵し口では言えないような経験をして戦後帰国。多くの著作をものし、文化勲章の内示もうけたが辞退した人物というのが、私の武田泰淳に対する理解である。
我が家の絵馬 香川・滝宮天満宮 念仏踊り 2002年2月7日購入
どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店)
○思い出す夜は 枕と語ろ 枕ものゆえ こがるるに
○丁と張らんせ もし半出たら わしを売らんせ 吉原へ
○花も紅葉も 散ってののちに 松のみさおが よく知れる