剣山・次郎笈は霧の中

 11月3日・4日は久し振りの健生山の会の山行に参加した。今回は、健生山の会の会員だけでなく徳島民商の愛好家も参加して、総勢16名となった。ただし、徳島民商の多くの方は別行動で、一の森ヒュッテで合流であったが。
 8時20分に阿波町のW石リーダー宅に行って、そこから同乗するAさんと合流し、山川では徳島市内から来る人と合流し、総勢8名で剣山に向かった。
 天気予報通りの雨模様で、この時期最高の紅葉は見えない。身の越に10時半到着したが、剣山(1955m)も次郎笈(1929m)も山頂は雲霧の中で見えない。10時40分に身の越をスタートして、11時30分に西島到着。ここで少し遅いペースの人と別れ、次郎笈をめざした。12時に剣山と次郎笈との分岐に到着したので昼食の大休止。
 天気が良ければここから見る次郎笈の姿はすばらしいものだが、霧のため頂上が見えなく残念。それでも霧雨に濡れながら頂上を目指した。W石リーダーは少しペースを上げて行くので空身の私は、必死になって付いていった。29分かかって到着。ここからも剣山頂上は雲霧の中。登ってきた道を引き返し、今度は剣山頂上を経て剣山頂上ヒュッテへ。ヒュッテで熱いお茶を頂いて、冷えた体を温めた。3時には一の森頂上(1879m)を経て一の森ヒュッテに辿りついた。久し振りの山なので、足腰が大変疲れた。
 3時からは先に着いていた人と大交流会。とにかくみなさん、日本酒・焼酎・ウイスキー、漬物、ケーキなどなどたくさんのものをザックに詰めて上げてきた。その熱心さには脱帽である。私なんぞは自分の体を上げてくるだけで精一杯。
 泊まり客は私たち16名に若い夫婦二人。高知から来たこの人たちをも引きこんでの宴会で、彼らはさぞ迷惑であったろう。徳島にも縁が大いにあり、話が盛り上がった。9時までこの楽しい話は続いた。夜には雨が大分降ったようだが、爆睡。
 翌日は6時半に目覚め、ゆっくり朝食を取り、NHKの連続ドラマ「ごちそうさん」を見てから出発。下りも剣山頂上ヒュッテで大休止して、刀掛の松経由で身の越まで下りてきた。10時半過ぎに全員無事に到着。帰りは剣山木綿麻温泉で疲れを癒し昼食もとって帰着した。




我が家の絵馬  京都・伏見稲荷大社



どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店)
○ちらと見染めた あの程のよさ 霞がくれの 薄ざくら
○仇に折りゆく その人にまで おなじ薫りの 梅の花
○よしや川辺の わしや花いかだ こがれこがれて 日を送る