肝炎の恒久対策PT会議に参加

 昨日(7日)東京の弁護士会館で肝炎の恒久対策PT会議があったので、参加してきた。
 これは、今始まっている国に対する肝炎医療費助成要求運動を中心にした、今後の取り組みを協議して、全国的に足並みをそろえたものにするためのものであった。
 肝硬変・肝がん患者への医療費助成は、患者・原告の切実な要求であり、厚労省の八橋研究班(「病態別の患者の実態把握のための調査および肝炎患者の病態に即した相談に対応できる相談員育成のための研究プログラム策定に関する研究」という非常に長いタイトルで、肝臓病の患者さんの病態と生活実態を調べるということ)の報告から明らかになった患者の置かれている実態、また1万人に広がった(被害者45万にからみればまだまだ少ないが)原告の状況から、あらたな組織化が求められてきている。
 また、この間の運動から明らかになったのは、「B型肝炎特措法以後の長期的な時間経過とともに、何もしなければウイルス性肝炎問題の政治的比重が下がっていくが、今であれば肝硬変・肝がん問題で政治的な節目をつくる可能性がある。」といったことである。国と和解してもそれで病気が治るわけではなく、国の肝炎対策を着実に進めていくための取り組みが求められている。これは、B型肝炎訴訟原告団弁護団だけの活動では切り開くことはできない、多くの肝炎患者団体や行政、議会、報道機関を動かしてこそ獲得できるものである。
 その大きなステップとなるのが、国に対する肝炎の医療費助成を進めるための地方議会からの意見書を上げる運動である。そして、そのことを成功させるためにも、11月20日〜21日の国会行動(院内集会・政党ヒアリング・議員要請など)となっている。会議では、肝硬変・肝がん医療費助成実現のためのロードマップも提案された。この運動に、当初からB型肝炎訴訟に加わって来た人ばかりでなく、新たな原告、これから原告になろうろする人達の参加が大事である。





我が家の絵馬  京都・伏見大社稲荷




どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○浮気うぐいす 梅をばじらし わざととなりの 桃に啼く
○梅と桃との 色香をくらべ 中にすました 糸柳
○花をうしろに 思いを残し 時にせかれて 帰る雁