自費出版「ブログでB型肝炎訴訟」紹介される

 昨日(11月14日)の徳島新聞夕刊に、私が先月自費出版した「ブログでB型肝炎訴訟」紹介された。これを機会に、徳島でももっと提訴する方が増えてくれればありがたい。
 徳島では、明日(17日)午後1時半からあわぎんホールで、肝炎の医療講演会(講師は玉木克佳先生 徳島県肝炎対策協議会委員・大久保病院副院長)とB型肝炎訴訟の相談会が開かれる。
 この日の夜は、徳島肝炎の会が設立以来大変お世話になっている樋端(といばな)先生の古稀の祝いがあり、近藤事務局長と参加する。
 「古稀」という言葉は、杜甫の詩「曲江」に由来している。


 朝回日日典春衣,
 每日江頭尽醉帰。
 酒債寻尋常行処有,
 人生七十古来稀
 穿花蛱蝶深深見,
 点水蜻蜓款款飛。
 傳語風光共流転,
 暫時相賞状莫相違。

 朝より回りて日日春衣を典し、
 毎日 江頭に酔ひを尽くして帰る。
 酒債は尋常、行く処に有り。
 人生七十 古来稀なり。
 花を穿つ蛺蝶は深深として見え、
 水に点ずる蜻蜓は款款として飛ぶ。
 伝語す 風光、共に流転して、
 暫時 相賞して 相違ふこと莫れ、と。


【通 釈】
 朝廷から戻ってくると、毎日のように春着を質に入れ、
 いつも、曲江のほとりで泥酔して帰るのである。
 酒代(さかだい)の借金は普通のことで、行く先々にある。
 この人生、七十まで長生きすることは滅多にないのだから、
 今のうちにせいぜい楽しんでおきたいのだ。
 花の間を縫って飛びながら蜜を吸うアゲハチョウは、奥のほうに見え、
 水面に軽く尾を叩いているトンボは、ゆるやかに飛んでいる。
 私は自然に対して言づてしたい、
 「そなたも私とともに流れて行くのだから、ほんの暫くの間でもいいから、
 お互いに愛(め)で合って、そむくことのないようにしようではないか」と。



 14日の徳島新聞に、全国B型肝炎訴訟原告団に加わっていない方が徳島地裁B型肝炎訴訟を提訴したとの記事があった。 徳島地裁への提訴は合計20名になった。
 11日には、徳島市内で肝炎の医療講演会があり、徳島肝炎の会の近藤事務局長と参加した。
 ●慢性肝炎・肝硬変に対する大阪市立大学の戦略
   河田則文(大阪市立大学教授)
 ●C型慢性肝炎の新たな展開
   熊田博光(東京虎の門病院厚労省肝炎対策推進協議会委員)
   新薬シメプレビルについての話であった。

 今日は1時から徳島市議会の文教厚生委員会の小林委員長に、全国で取り組んでいる請願についての協力をお願いすることになっている。




我が家の絵馬  長野・上田  北向観音  2007年9月19日購入



どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
●春の嫁菜の 摘み残されて 秋は野菊の 花ざかり
●露と添い寝の 小萩もあわれ 風の仕打ちに へだてられ
●月のよいとて あてにはならぬ 主の心の 袖が浦