北京短期語学留学① 墓参り

 北京行きは1月7日(火)の17時25分成田発の飛行機で、成田集合は15時25分。当日徳島を出ても間に合うのだが、突発事故に出会わないとも限らないので、6日に徳島を出て千葉県松戸市の兄の家に泊まった。
 7日の午前中は時間があるので、義姉が手賀沼を一望できるところにある、両親の墓地の柏湖南聖地公苑に連れて行ってくれるという。兄夫婦は前日に墓参りを済ませていたそうで、誠に申し訳ない気持ちであったが、最低年に一度は行きたいところなのでお願いした。墓前で両親に留学の安全を願ったが、結果は昨日ブログに書いたとおりであった。 日頃の親不孝の結果なのだろうか。
 成田に集合したのは、世話役のSenZeさんを含め10名。内女性は1名。昨年上海で会った人も兄を含め4名いたので心強い。
 北京空港に着いたのは現地時間の9時20分。空港に今回の学習場所である中央民族大学(略称:民大)の陳力さんが迎えに来てくれていた。バスの中で陳力さんは男みたいな名前でしょうと笑いながら自己紹介をした。
 10時に民大の寄宿舎に到着し、簡単な案内を受けてそれぞれの部屋に行った(私は兄と同宿)。荷物を片付けてから取りあえず飲料水を求め近場の店に行った。紅星二鍋頭酒1本、ビール6本、水2㍑2本、を買って95元(この日のレートは17.8円/元)支払った。12時に床に着いたが外では遅くまで人の話し声がしていた。


 6日に徳島から羽田に向かう飛行機の中で読んだのが、「関西赤貧古書道」であった。

関西赤貧古本道 (新潮新書)

関西赤貧古本道 (新潮新書)

 とにかく面白い。涙ぐましいまでの古書あさりである。私は大学時代は早稲田や神田の古書店に何度か足を運ばせたが、それも新刊書を買う金がなかったためである。大学卒業後徳島に住んでからはそこには大した古本屋もなく、寂しい思いをしたものだった。B型肝炎訴訟裁判で大阪に2ヶ月に一度は来るようになって、阪急三番街の高速バス近くのかっぱ横丁古書店には何度か行っている。「関西赤貧古書道」にも紹介されている。


 北京に向かう飛行機の中で読んだのが、井上ひさしの「本の運命」。

本の運命 (文春文庫)

本の運命 (文春文庫)

 幼い頃の両親との関係・体験が本への愛着を持たせている。子供の頃母親が第2次世界大戦が始まった日に近所の人たちが集まった時に「この戦争は負ける」と言ったことで「アカ」と言われて迫害された経験が書かれていたが、このことも後に井上が「九条の会」の創設に加わったことにつながっているのだろう。彼の元の連れ合いは私の高校の少し先輩だが、もちろん面識はない。




我が家のだるま 8.5cm



どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○つつむ人目の 手拭とって 月に着せたい 頬かむり
○こうしてこうすりゃ こうなるものと 知りつつこうして こうなった
○いつそ晴れれば 未練も出まい 帰すあしたの 五月雨