北京短期語学留学④と「チームラボ」

 一昨日、東京にいる息子から少し早いが誕生日のプレゼントを贈ってきた。それと一緒に彼が勤めている会社を扱った本が入っていた。


チームラボって、何者? [DVD付]

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 本の帯には、「世界が注目する ウルトラテクノロジスト集団、チームラボ。彼らの作品、思考を解剖する時、日本美術の未来が見える!」とあったが、全くアナログ人間の私には理解が及ばない世界である。



 北京4日目(1月10日・金・晴れ)は6時半に起床。この日も晴れであった。この日学んだのは第6課「会話」であった。今日は何日、何曜日、誕生日はいつ、何をするの、などである。教室の真ん中に立って、2人で会話をする。これが緊張しているとなかなか言葉が出ない。
 昼食は学食で5元の蘭州ラーメンを食べた。やはり日本のラーメンの方が美味しい。学校のスーパーで朝食用のパン・ラーメンや水を買って20元支払った。昼から兄たち5人で北京大学清華大学に行った。北京大学円明園のすぐ近くにあり、宿舎からは地下鉄4号線の魏公村駅から乗り4ツ目の北京大学東門駅で降りる。
 北京大学の構内は広大である。北側に広がっている湖(未名湖)の近くに水塔(博雅塔)があった。昔、水を吸い上げるのに使っていたとか…。この塔はそれほど古くはない。1924年7月に、アメリカ人の哲学系教授博晨光の叔父の寄付により建てられた。そこで、「博雅塔」という名が付けられた。博雅塔は13層からなり約92m、周囲約34mあり中は中空である。毎時60,560リットルの水を汲み上げた。

 その後、博物館・美術館を見学した。パスポートを見せると無料であった。もっともだれにでも無料なのかもしれない。28万年前の人骨が展示されていた。博物館を見てみると中国の歴史の長さが実感させられる。

 北京大学を終わり、近くの清華大学に行った。兄がこの大学の出版部から出されている古代建築の本を買いたいとの理由からである。出版局らしきものに立ち寄ったがここでは売っていないという。何やら南門の方に行けという。分からないままに歩いていて、若い女性に出会ったので、本屋はどこかと聞いてみた。大きい本屋なら南門を出てしばらく行くとあるという。南門に向かって歩いていると先ほどの女性が追いかけてきて門を出てすぐ左に小さな本屋があると言ってくれた。真に小さく見逃しそうな本屋ではあるが、精華大学の出版物を扱っており、目的の本を購入することができた。親切な女性である。

 夜は6人で「健将一品魏公村店」で食事。料理を5点注文し、飲み物などもとり、一人当たり30元であった。箸袋には「喝粥健身 品粥修心」と書いてあった。粥を啜ると健康に良い。お粥は心を養う、という意味であろうか。体と心に良いのがお粥。
 この夜、徳島に電話。



我が家のだるま  宮城県 本郷だるま 福助 13cm


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○忘れ草とて 三味線取れば 唄の文句で また涙
○義理にせかれて 今宵の月を 別れ別れに 見るつらさ
○主はいまごろ さめてか寝てか 思い出してか 忘れてか