北京短期語学留学⑬ 「峨眉山月の歌」 と「肝炎・肝炎」

 昨日(2月20日)は肝炎対策の充実を国に求めて、地方議会の意見書を求める行動があったので参加した。大阪から原告団代表の小池さん、弁護士、B型肝炎のN井さん、M田さん、薬害肝炎元原告のKさん、と私が2班に分かれて要請行動を行った。
 N井さん・M田さん・中島弁護士・有川は北島町・鳴門市に行った。北島町では文教厚生委員長の武山議員と大西議会事務局長が対応してくれた。鳴門市では、宮崎光明議長・東正昇副議長・宅川靖次・上田公司共産党)・松浦富子(公明党)・浜盛光議員が対応してくれた。議会では2名の議員を紹介議員にすると言ってくれた。この班では、民医連の健生小児科クリニック・よつば薬局と障害者の作業所きらりも訪問して、署名をお願いした。
 小松島市阿南市を訪問した班も、反応は好印象のようであった。
 3時半すぎから30分ほど徳島駅前で6人が署名行動をした。44筆が集まった。四国放送の取材もあった。


 一昨日(2月19日)は、徳島県主催の「徳島県地域肝炎治療コーディネーター養成研修会」が徳島市であり、私も「徳島肝炎の会と私」と題して少し話をせてもらった。
この研修会は肝炎対策基本法徳島県肝炎対策推進計画に基づいて行われ、今回で2回目。
 前回参加した人の再参加を含め、100人あまりが研修した。職種も多彩で、医師・看護師・保健師・薬剤師・MSW・管理栄養士・検査技師・企業の健康管理担当者などであった。2時間の短時間で、講師が5人もおり私の持ち時間はわずか10分。用意した資料を端折りながらの話であったが、こういう場で患者の立場から話をするということは大事なことだと考えている。
 会場では、パンフ「この光景を覚えていますか」とB型肝炎訴訟のリーフレットB型肝炎訴訟の『基本合意』が成立しました」が配布された。また、4月27日の医療講演会と相談会の案内も兼ねて話したので、当日の多くの参加を期待したい。
 参加者の皆さん、仕事を終えてからの参加で大変だった思うが、少しでもこれからの業務に役だってくれればと思った。。

○日時:4月27日(日) 13:30〜17:00
○場所:吉野川アメニティセンター 視聴覚室
    吉野川市山川町翁喜台95-1 
 電話:0883-42-6611
○講師:玉木克佳先生徳島県肝炎対策協議会委員・大久保病院副院長)
○県の医療費助成制度やウイルス検診について
B型肝炎救済法・相談会
 参加費無料・事前予約不要



我が家のだるま  埼玉・船渡だるま  12cm


 北京12日目(1月18日・土・晴れ)6時40分起床。今朝は、昨日よりは空の見通しが良い。テレビから流れるニュースでは、中国でB型肝炎ワクチンの品質に問題があり、17人が亡くなったとの報道があった。それに加え、連日のように日本の中国侵略の話がニュースで流されている。

 今日は、程度詞の「越来越」「虽然...但是...」「把」とお別れの言葉の学習。今日で中国語の学習はあっという間に終わりである。
 「祝你一路平安!」
 「工作顺利!」
 「旅途愉快!」 
 「有机会再来!」

 その後、「結業式」(修了式)。若い老師にとっては、ほとんどが70歳前後の耳も目も遠い人に教えるのは、さぞかし難しかっただろう。「劳驾」(ご苦労さま)である。
 修了式では終了証をもらい、教室と民大正門で記念撮影をした。その後、お別れの食事会(饯行 Jian Xing)を「鑫百万」(Xin bai Wan 中国の家庭料理店)でした。
 M澤さんの知り合い(二人が日本在住中に日本語を教えた)が来ていて、朴大巍さんは仕事を終えて大連から夜行列車で、徐丹さんは瀋陽だったと思うが小さな子供を置いて会いに来た。この日のうちな帰る。中国人というものはなかなか義理堅いものだと感心した。北京ダック・ビールなどもあって、昼食代は50元。
 H野さんが二人に李白の詩を示し、朗詠してくれと頼んだ。確かこの詩だったと思うが果たしてそうだったか。

   峨眉山月歌        
      李 白 Li Bai
  峨眉山月半輪秋    
  影入平羌江水流    
  夜発清渓向三峡    
  思君不見下渝州   

    E mei shan yue ge
  E mei shan yue ban lun qiu.
  Ying ru ping qiang jiang shui liu.
  Ye fa qing xi xiang san xia.
  Si jun bu jian xia yu zhou.

   峨眉山月の歌
  峨眉山月、半輪の秋、
  影は平羌江水に入つて流る。
  夜、清溪を發して三峽に向ふ、
  君を思へども見えず、渝州に下る


 松浦友久先生の訳を掲載する。(「李白詩選」 岩波文庫

 峨眉山の夜空にかかる半輪の秋の月よ。
 その影(ひかり)は、ここ平羌地方の長江の水にさし入り、江水とともにきらめき流れてゆく。
 舟は夜半、清溪の駅を発(た)ち、遠く三峡に向かうのだ。
 君を思いつつ見ることもかなわず、むなしく渝州へと下ってゆく。


  最初は、普通に読むだけだったので、もう少し朗詠しているような読み方でと注文した。三回目にやっとそれらしくなった。H野さんと私、T原さんも挑戦した。

 授業の最後に老師は四声よりも文法がきちんとしていなければ、話が通じないと忠告していた。私は文法も四声もイマイチならぬイマサンであるが。それ以前に聴力も大問題である。

 夜は安く済まそうと小龍包の店に行ったが、目指したものがすでに売り切れで、餃子をテイクアウト。6元であった。


 郭老師らと教室で記念写真。


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○女庭訓 よんでもみたが 男もつなと 書いちやない
○楽は苦のたね 苦は楽のたね 二人してする 人のたね
○くさい筈じゃよおならだものを においなければ ただの風