北京短期語学留学⑭

 今日は久しぶりに、大した用事もない。とは言え、明日は東京で肝炎フォーラムがあるので行かなければならない。

 北京13日目(1月19日・土・曇り)7時半起床、空が曇っている。煤塵か?朝食は日清製粉カップラーメン。中国仕様にしてはいるが、中国メーカーのよりは食べやすい。
 体調悪く休息の予定だったが、K田さんの話を彼の部屋で聞くことになった。彼は中关门书店大厦で150元もする「甲骨併合三」という本を買っていた。周時代の甲骨文字の研究書である。兄と話が合っていた。私は、白川静の甲骨文字に関する本はあるが積読で、甲骨文字には全く興味がない。
 昼食は「健身第一」でお粥を食べた。

 その後、兄らと北京植物園(入場料半額で2.5元)内にある「臥佛寺」(入場料5元 割引はなかった)を見に行った。本堂には寝ている大きな釈迦の像(1321年鋳造・長さ5.3m、重さ54トン、飾り物が前に多くあるので撮せない)が鎮座している。鎮座はどっかり座っていることだから、横になって仰臥しているということになるのだろう。
 

 臥佛寺の簡単な紹介が書かれている。当時の英宗皇帝が、寺を修理し釈迦像を作ったのだが、それには1,000万貫(一貫銭とはゼニ1,000文をゼニサシに刺したものを指すとあるから、その1,000万倍の金になる)と労働者7,000人を費やしたとある。釈迦像の周り3面には12の土人形が立っている。これは、釈迦が臨終したあとに弟子たちが彼に向かって立っている姿を表しているという。
 
 帰りはバスで中関門駅まで戻り、中关门书店大厦で本を3冊買った。
 地下鉄では若い女性が席を譲ってくれた。横に2歳年上の兄が立っているのである。なぜ私なのか。彼女、私の髪の毛の数を数えたのであろうか。
 
 兄と同室で2週間も暮らすのはもちろん初めてである。常日頃は松戸と徳島で遠く離れているので、得難い経験であった。
 朝のニュースではPPM2.5がひどいと報じていたが、午後になりだんだんと空は明るくなってきた。

 夜はN江さん・兄と李先生で食事。麺類が主である。この店は先払い。ビールを含め34元であった。
 とにかく、鼻水・咳・くしゃみがすごい。花粉かそれともPPM2.5か。



我が家のだるま  倉敷張子 18cm


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○どこへそれたか お前のおなら 音したばかりで 雲がくれ
○芋の煮ころばし 火事よりこわい 胸がやけたり 屁が出たり
○四角ばつたる 炬燵の中も 丸くつきあう わたしの屁