きのこハウスの花見と「男と女の江戸川柳」

 昨日(4月4日)から寒い日が続いている。
 3日は「障害者支援センター きのこハウス」が毎年行っている、徳島市国府町の阿波国府史跡公園でメンバーさんと職員の歓送迎会を兼ねたお花見に参加した。メンバーさん25名を含め総勢40人を超す参加者で、施設を始めた18年前はメンバーさんが5名で職員が2名だったというから、その努力は並大抵のものではなかっただろう。
 この日は満開の桜の花の下で、おいしいお弁当を食べ、楽しいひとときを過ごした。会では理事長の横田さんの挨拶の後、今年入ったメンバーさんと職員の紹介。その後、昨年度皆勤賞・精勤賞のかたの紹介と表彰があった。皆勤賞は一日も休まず来るのだから本人は大変。それが4人もおり、精勤賞も2名いる。それだけきのこハウスに行くことが楽しみなことの現れであるのだろう。
 広い公園を取り巻く桜の木の下には親子連れの10名を越す団体、高齢者の団体、家族連れが来て花見を楽しんでいた。

 
きのこハウスのブログから借用。http://kinokohouse.org/office.html

 昨日は、連れ合いに誘われて美馬市脇町のデ・レイケ公園のチューリップと桜の花を見に行ってきた。前日とは打って変わって寒かった。

 ついでに、大滝山の大瀧寺・西照神社(気温6度)に行き、芝桜「花の里茶屋」(姉妹3人が栽培している)も見学。ここでは熱いお茶とコーヒーを出してくれて身体が暖まった。芝桜は棚田のように傾斜地になった畑に植えてあるので、手入れがさぞかし大変だと思われたが、そんな苦労も見せず楽しそうに話してくれた。



 本の帯には、「好き者たちの大奮闘に思わず大笑い!」とあり、さらに「川柳の真骨頂、ここにあり!」ともあった。川柳の真骨頂が必ずしもここにだけあるとは思わないのだが。この手の紹介書に必ず出てくるのが「誹風末摘花」(安永5年 1776年)で、江戸人の発想には感心させられる。それを生むだけの社会背景(経済の発展。庶民の台頭)があったということかとも思う。
 著者はこのような川柳(破礼句)について、日本国語大辞典を引用して「卑猥なことをよんだ川柳。みだらな内容の川柳。」と紹介している。
 本書は10章に分けて破礼句している。最初の川柳は下の句。希望者は購入して楽しんでください。

 「蛤は初手赤貝は夜中なり」



我が家のだるま 猩々だるま 宮内フサ(1985年102歳で死去)作品


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○電信で便りする様な開花の時節 写しんに口舌(くぜつ)がいはせたい
○苦いなまへと顔しかめても どうもよせないビール酒
○写真ばかりじや実地がしれぬ ならば心もうつしたい