オール関西肝炎サポート大集会とB型肝炎訴訟期日、また月下美人

 昨日は、大阪地裁でB型肝炎訴訟の裁判期日であったので参加した。傍聴席は大阪地裁の一番大きな法廷がたくさん椅子を詰め込んでも溢れるばかりであった。この日は、関西・徳島だけでなく、他の全国原告団も傍聴に来ていた。裁判の進行を見るだけでなく、その後の報告集会・原告団会議・懇親会についても、大阪のやりかたから学び全国の運動を進めようとの考えからであった。
 裁判では、2人の男性が意見陳述をした。家族の支えとりわけ連れ合いの支えが、原告を励ましていると感じさせられた。
 報告集会で意見陳述をした原告番号2,159番の方は、一番言いたかったことは最後のところだと強調した。この男性は65歳、33年前に発症した。以下に書き留める。
 
 私たちに残された余生は、そう長くありません。
 3ヶ月に1度の検査により入院か否かが決められ、入院した場合の治療費も馬鹿になりません。こんな生活が20年以上続いて来ました。
 当たり前の予防接種により、私だけでなく、妻、子どもなどみんなの人生を変えてしまいました。本当に残酷な仕打ちです。
 もういまさら、今までの苦痛や子供たちに対する罪悪感、入院及び検査にかかった時間や費用を返してくれとは言いませんが、私たちのB型肝炎・肝がんとの闘いは死ぬまでつづくことを知ってほしい。
 これから先、どれくらい治療が続き、どれくらい費用がかかるのか、わかりません。せめて、せめて、費用を心配せず治療ができるよう、早く和解をしたい。
 私が提訴したのは今年の2月ですので、もう半年以上が経っています。
 私以外の原告も早期和解に関してはみな同じ思いだと思います。
 国は私たちに対して早急に回答を出して、みなが早期の和解に進めるようにしてください。残された余生が長くないかもしれない身として、切に希望いたします。


 11月16日(日)には、下記の通りの集会が行われる。お世話になった、国会議員や地方議員にも招待状を送る準備を進めている。


 大阪から高速バスに乗って、我が家に帰り着いたのは10時過ぎであった。庭に芳香が立ち込めて、疲れを癒してくれた。昨日は、月下美人が22輪も咲いた。豪華なものである。また月下美人の交配種の十三夜美人も3輪咲いた。




我が家の郷土玩具  高知  連ればり 残念ながら後姿はお見せすることができない


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○寒さにも弱い人だけ別れてからの からだが気になる今朝の霜
○薬にも毒にもならずもう人の世の 峠越す身へ沁みる風
○母と言う名に怖さを忘れ 急ぐ夜更けの薬瓶