「憲法は、政府に対する命令である。」とレタス栽培

 
 我が家の隣りの畑も稲刈りが済み、レタスの苗が植え始められた。今年は天候不順で雨が多く、なかなかレタスの苗が植えられなかった。私が住んでいるところは、レタスの産地で「柿島レタス」のブランドで、大阪地方に多く出荷されている。義弟の畑でもレタスが植え始められているので、収穫されたらまた美味しいレタスが食べられる。

増補 憲法は、政府に対する命令である (平凡社ライブラリー)

増補 憲法は、政府に対する命令である (平凡社ライブラリー)

 本書は、2006年8月に平凡社から出版された「憲法は、政府に対する命令である。」に長い付論「自民党憲法改正草案は、国民に対する命令である。」を付け加えた上で、加筆・修正したものである。
 自民党の草案は、憲法第99条「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」が、以下のように改められて(改悪)いる。
「第百二条 全て国民は、この憲法を尊重しなければならない。
2 国会議員、国務大臣、裁判官その他の公務員は、この憲法を擁護する義務を負う。」
 ここには、明白な違いがあり、自民党の改正草案の本質が表されている。
 憲法を守る義務を負うのが、政府などではなく国民になっているのだ。しかも、憲法を超越する存在として天皇・摂政が君臨している。民主主義の根本が崩されているのが自民党の改正草案だといっても過言ではない。 
 著者は、「大日本帝国憲法の時代と同じように、天皇が個人として権力を握るのではなく、天皇が政府の後ろにいるということで、政府には不思議な、神秘的といってもいいようなアウラが生じ、政府全体の権力が強くなるだろう。自民党は、それを狙っているはずだ。自民党が、自民党より強い権力をつくりたがるわけはないからだ。」と指摘しているが、真にそうなっては国民のとっては、自由にものも言えない世の中になってしまう。

アウラ:原義は「物体から発する微妙な雰囲気」。オーラともとは同じ言葉。



我が家の郷土玩具  福島・三春張子  犬


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○海のひろさはおとこのこころ 波は女の小さい胸
○鍋の底からいかけ屋さんが ヒョイと覗いた空のいろ
○青い備後にプツリと音を たてて春呼ぶ畳針