「きのこまつり」と台風19号、「上京する文学」

 11日(土)はとくしま難病支援ネットワークの役員会が、徳島市であったので参加した。今回の議題は、①来年度に向けての国会請願署名の取り組み ②これからの徳島県難病相談支援センターについて ③来年の総会と10周年記念 などであった。
 特に②については、他県の活動なども研究して徳島県でもどんな形の支援センターを作るか、県とも相談して難病患者にとって利用しやすいものにしたいということになった。また、来年6月21日(日)に予定している、総会と記念レセプションについて、概略を決めた。

 昨日(12日)は第13回きのこまつりが開かれたので、お手伝いで参加した。台風19号の影響で延期も考えられたが、幸いにも台風の速度が遅く開催することができた。前日から会場設営をした人たちは、やきもきしただろう。しかし、昨日はお天気。朝9時前から、たくさんの近郊の人たちや・支援者がきてすでににぎわっていた。横田理事長のあいさつを受けて、開会。
 各地から集まった、作業所の販売物がたくさん並べられた。一番の人気はやはり「しいたけ」の販売であった。開会と同時にたくさんの行列ができた。最初1,000袋を用意したが、売り切れで追加したといっていた。私も購入して、昨晩は焼いて美味しくビルと一緒に頂いた。お楽しみのくじ引きもあったが、チケット400枚はすぐになくなったという。どの店も大繁盛であった。私が昼食で食べたのは、おでんと焼きそば、美味しかったですね。
 私は、林さんと「きょうされん」のコーナーで書籍販売をした。このコーナーは残念ながら人気がない。それでも2冊売れ、募金も頂いた。販売のついでに、「難病」国会請願署名のお願いもした。

 2015年度の請願項目は、以下の5点。
①総合的な難病・長期慢性疾病対策の実現を
②難病や長期慢性疾病患者の医療費の負担軽減を
③難病や長期慢性疾患をもつ子どもたちへの支援、成人期対策の充実を
医師不足・看護師不足、地域医療、専門医療の地域格差の解消を
都道府県難病相談支援センターの充実、全国センターの設置を

 会場では、71筆の協力がえられた。また、連れ合いは参加した会議で27筆の署名を取ってくれた。ご協力いただいた皆さんに感謝である。







 にぎやかなきのこまつりの風景

 午後1時には祭りも終わり、後片付け。利用者・職員・支援者の協力で、2時間できれいに後片付けができた。
 昨晩から徳島は雨。無事に終了できて大変によかった。



上京する文學―漱石から春樹まで

上京する文學―漱石から春樹まで

 本の帯には、「昂ぶり、期待、不安・・・・・熱き上京者の『心の姿』は、いかに描かれたのか」とあった。東京生まれの私には、なかなか想像できない場面である。国許に帰ったもの、地方に行ったもので「文学」が成功した人たちの話も読んでみたいものだ。
 著者は、最初にリストを作ったうち、何人かが落ちたとしている。開高健野呂邦暢などは楽しみなのだが。
 本書で紹介されたもので読んでみたいと思ったのは、「夷齋座談」(中公文庫・石川淳丸谷才一)、「泣き虫なまいき石川啄木」(井上ひさし)、「駅の社会史」(中公新書原田勝正)、「季節のない街」(新潮文庫山本周五郎)、「本の枕草子」(文芸春秋井上ひさし)「朝日新聞社時代の松本清張」(九州人文化の会・吉田満)、「点と線」(文春文庫・松本清張)であった。



我が家の郷土玩具  福島・三春張子  巳


どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店
○きらり光っている秋鯖へ ずいぶん逢わない肌の冷え
○蝶々飛んで来て呉れ遊んでおくれ 遊び相手のないわたし
○写経疲れの瞳に滲む 尼に寂しい曼珠沙華