徳島県肝炎対策協議会開催

 昨晩(28日)は、徳島県肝炎対策協議会が開かれたので、傍聴した。B型肝炎訴訟原告のKさん、大阪からは増田・真鍋弁護士も参加した。患者委員として徳島肝炎の会の近藤事務局長が入っている。傍聴の前に2月14日の守大助さんを支援する徳島の会の総会用の横断幕・垂れ幕を印刷、来年度役員について薬剤師になってもらう要請を川上事務局長と行い、同意してくれた。これで一安心。
 今回の協議会の議題は、
1.平成26年度肝炎対策事業の実施状況について
 ①徳島県における肝炎ウイルス検査実施状況
 ②インターフェロンフリー治療に係る医療費助成の申請状況について
 ③徳島県地域肝炎治療コーディネーター養成事業について
2.肝炎ウイルス陽性フォローアップ事業について
3.徳島県肝炎対策推進事業の進捗状況について
4.その他
 ●「検査の記録カード」について

 肝炎ウイルスの検査は、医療機関委託が行われるようになったので、格段に増えている。受検者数はB型肝炎ウイルスについては平成25年度が1,716件で陽性者4名であった。今年度は9月末までの上半期で受検者数は2,921件で陽性者は13名。保健所で見つかった陽性者のフォロー(定期的な検査・受診のすすめ)はできているが、医療機関でのフォローは充分ではない、県として正確な実態把握ができていないなど、課題が残されているとの説明があった。そして、「肝炎ウイルス陽性者フォローアップ事業」を行うと言っていた。
 徳島県肝炎治療コーディネーター養成事業は、平成25年度(平成26年2月16日実施。私も肝炎患者の立場から講師を務めた)、26年度(2月13日に実施予定)うを含めると、県の養成目標数に達するという。
 しかし、肝炎治療については44の肝疾患専門医療機関(平成29年度までに100ヶ所が目標)のほとんどが徳島市に集中しており、県南・県西をどうするかが大きな課題であると、協議会の島田委員長(徳大教授)が指摘していた。徳島県の平成25年度のウイルス性肝炎による死亡率は全国ワースト1であり、専門医の養成、専門医療機関の適正配置、患者が受診しやすい環境づくり(通院・医療費助成・生活支援なども含め)が大事だと感じさせられた。
 近藤さんは、大阪市立大学による肝炎ウイルス感染者拾い上げの試みを紹介して、医療機関内における患者の見落としがないようにと発言した。徳大病院では情報が共有される仕組みづくりが進んでいるようだが、他病院も含めた連携が必要と感じさせられた。



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