戦争法案強行採決と「NHK」―危機に立つ公共放送
昨日、自民党と公明党が戦争法案を委員会で強行採決した。国民・学者の多くの疑問、反対を無視しての強行であった。書き込まれるFacebookを見ていても、この間に国会周辺だけでなく、各地で戦争法案反対の声が上がっている。それも若者・女性の間に怒りの声が。徳島でも同様である。
60年安保の時に、私は中学3年であった。先生方は、授業が終わった後国会に駆けつけて、反対のデモ行動を行った。授業の時には、熱っぽくその有り様を語った。今回の反対行動と同じく、学生も多く参加していた。チョット違うのは、60年安保では若いお母さん達の参加が少なかったようである。若い人の政治不信が言われ続けてきたが、そうではない。みなさん、政治に感心を持っていることが、今回の戦争法案反対行動にに表されている。
- 作者: 松田浩
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2014/12/20
- メディア: 新書
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これまでにNHK関係の本は、「NHKと政治権力」番組改変事件当事者のしょうげん(岩波現代文庫 永田浩三 2014年8月刊)と「NHK問題」(ちくま新書 武田徹 2006年12月刊)を読んだのだが、本書を読んで、事態が「公共放送」にとっては全く悪い方向へ進んでいることが理解される。
今回のNHKによる戦争法案報道も、ほぼ安部首相の意図どおりの報道がなされ、国民の知る権利が侵されていると、私は感じた。NHKを時の権力の思い通りにさせるのではなく、国民の手に取り戻さなければならない。著者は、「NHKがいま抱えている問題は、視聴者・国民自身が論議に参加し、自ら“放送の主権者”としてNHK改革に参画しない限り、解決できない性格の問題なのである。まぜなら独立行政委員会の導入や公募・推薦制一つとっても、そのイニシアティブを取れるのは、視聴者・市民以外にいないからである。」と指摘している。賛成である。
昨晩、また夜の女王が咲いた。7月に入って咲くのはめづらしい。昼・夕方・夜の写真である。
台風11号が四国に近づいてきた。明日早朝、四国に上陸しそうである。明日は大阪でB型肝炎訴訟の期日である。私の提訴以来、傍聴に毎回参加しているが、高速バスが走るのか心配である。
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どどいつ入門(中道風迅洞 1986年 徳間書店)
◯涙ふきとるガーゼがほしい ささつたとげの傷口に
◯ミシンに縫いこむ涙は未練 窓を粉雪がたたく夜
◯他人の空似とわかつた背へ 未練がついてく五歩六歩