国民救援会徳島県本部大会に参加と富士茂子さん

 昨日(17日)国民救援会徳島県本部の第41回大会があり、連れ合いと参加した。
 今回は、「徳島ラジオ商事件」無罪判決30週年記念として、当時弁護団の副団長をしていた西嶋克彦弁護士(東京・お茶の水合同法律事務所)が記念講演を行った。西嶋弁護士は、現在これまたえん罪事件の「袴田事件」の弁護団長を勤めており、弱者にとっては頼りになる弁護士である。
 「徳島ラジオ商事件」で犯人とされた富士茂子さんは、死亡後に裁判を引き継いだ姉・妹や甥・弁護団・支援者(救援会がその中心であった)の力で無罪を勝ち取ることができた。徳島の救援会の活動は、ここで得られた経験が基になっている。
 私は守大助さんを支援する徳島の会を代表して挨拶を行った。全文は以下のとおり。
 日本国民救援会徳島県本部第41回大会のご盛会おめでとうございます。
守大助さんを支援する徳島の会を代表して、一言ご挨拶申し上げます。
 救援会徳島県本部には、私たちの会の設立から今日に至るまで、大変なご指導とご援助をいただいてきており、あらためてこの場をお借りして御礼を申し上げます。
 昨年3月25日に守さんの再審請求が却下され、仙台高裁に即時抗告の申し立てを行いました。全国の支援する会・守る会では、守さんのえん罪が一日でも早く晴れるよう支援を続けています。その中では、徳島をはじめとする全国の救援会の皆さまが果たしている役割には大変大きなものがあります。
 本日の大会の議案書を見ても、「全国事件の取り組み」の項で、守さんのことが大きく取り上げられていて、県本部の力の入れようが理解され、感謝しているところです。
 また本日は、「徳島ラジオ商事件」無罪判決30年を記念して、記念講演が西嶋弁護士によって行われますが、私達の会も徳島ラジオ商事件で得られた多くの教訓を基にして、これからも活動を続けたいと考えています。
 昨年も申し上げましたが、守大助さんを一日も早く救い出すために、今日ご参加の皆さんに2つのお願いがあります。
 一つ目は、私たちが全国の多くの守さんを支援する会と共同して取り組んでいる署名、仙台高裁への「仙台北陵クリニック・筋弛緩剤冤罪事件の再審開始決定を求める要請書」へのご協力のお願いです。
 二つ目は、まだ私たちの会にご入会していただいていない方がありましたら、今日の大会の記念にぜひとも会へのご入会をお願いします。
 これからも、守さんが一日でも早くご両親のもとに帰れるよう、私たちの会も全力を尽くしますが、国民救援会徳島県本部の皆さんにも引き続くご援助をお願いして、徳島の会の挨拶とさせていただきます。
 大会の後は懇親会参加した。

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瀬尾茂信著(義父) 歌集「光十字に」から、 
◯無情なりアミーバ赤痢が引揚げの兵を襲いて帰郷許さず
◯引揚の日近づける水無月の空を仰ぎて戦友(とも)に黙祷す
◯引揚げのうしろより襲う八路軍落伍の兵に情をかけず
◯牛馬よりひどき仕打ちに落伍兵自爆の他に為す術もなし
◯引揚げの命令のみでただ歩く行く先知らぬ行軍の日々