守大助さんを支援する徳島の会役員会と東住吉えん罪事件

 昨日(24日)は午後から徳島市で標記の会があったので参加した。まず最初に、恒例の徳島駅前での宣伝行動である。8名が参加して1時間ほど守さんの無実を訴えた。
 前日には東住吉えん罪事件の大阪高裁での判決があった。この事件、大阪市東住吉区で1995年、保険金目当てで自宅に放火して当時11歳の娘を殺したとして、その母親と内縁の夫が逮捕され、殺人罪などで無期懲役が確定していたものである。米山裁判長は、検察側の即時抗告を退け、再審開始と刑の執行停止を決めた。事件から既に20年も経っている。私は、支援する会に以下の様な文章を送った。
 「昨日(10月23日)、大阪高裁で東住吉事件の、再審開始決定が出された。大変嬉しいことだ。事件が発生してからもう20年が経過する。自分の子どもを殺してもいないのに、殺人者として囚われた青木さんにとっては大変苦しく長い時間だったであろう。
 Facebookを見ていると、沢山の方が支援していて傍聴にも駆けつけて、青木さん・朴さんのことを喜んでいた。布川事件の桜井昌司さんも、彼のFacebookで「大阪・東住吉事件は高裁でも勝った!刑の執行も停止だ!!」と喜びを書き込んでいた。私も全くその通りの思いである。
 検察にはいたずらに特別抗告をすることなく、自分たちの過ちを素直に認めて欲しい。同じように守大助さんのえん罪事件を支援している私たちにとっても、大変な朗報である。仙台高裁も真実とまともに向き合って、守さんの事件の再審開始を決定して欲しいと願っている。えん罪を晴らすこの流れを、守さんの事件でも実現するために全国の支援する皆さんと力を尽くしたい。」
 えん罪を生む構造をなくすには、検察が自分に有利・不利にかかわりなく、すべての証拠を開示することが必要であると思う。そうでなければ、裁判官は正しい判決を下せない。えん罪被害者を作りださにようにするには、私たちも大きく声を上げて、不正義を糺す運動を続けることが肝要である。

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瀬尾茂信著(義父) 歌集「光十字に」から、 
◯戦いは過酷なるもの鬼とても顔を背けむすべての所行
◯戦争に事よせしなる殺人と強盗放火を如何に謝すべき
◯君命に五年を耐えし襟の星華中に捨て来し吾の青春
◯「教育」で死をも美徳と幼よりたたきこまれて青春を過ぐ
◯戦争はすべきに非ず人をして鬼となさしむ兵も将も