大谷焼釜まつりと「沖縄の70年」石川文洋

 今日・明日は第41回大谷焼釜まつりが鳴門市・大麻町の東林院で開かれるということで、連れ合いのお供をして出かけた。あいにくの雨模様の天気ではあったが、なんとか持ちこたえてくれた。会場には多くの方が来て、大谷焼を買い求めたり、花や食べ物を買い求めていた。連れ合いは、大谷焼らしい色使いの茶碗を5つ購入した。
 会場の東林院はウィキペディアには、「東林院(とうりんいん)は徳島県鳴門市大麻町大谷に所在する高野山真言宗の寺院。山号は八葉山。詳しくは、八葉山 神宮寺 東林院と号する。別名、種蒔弘法大師、種蒔大師と呼ばれる。本尊は薬師如来愛染明王四国八十八箇所霊場第一番札所奥の院新四国曼荼羅霊場第一番札所、阿波北嶺薬師霊場第十六番札所。」と書かれている。
 しかし、ここが注目されているのは「原爆の火」が灯されていることである。2010年まで四国88ヶ所第一番札所の霊山寺にあったのだが東林院に移築されたのだ。原爆の火は88番札所の大窪寺にも灯されている。


 
 再び日本を戦争ができるようにしようとする勢力がある一方で、世界の多くの犠牲の上に築かれた平和を守り発展させようとする人もたくさんいる。原爆の火に平和を祈願してきた。

 この本は5月に購入して、積読にしてきたものでようやく読み終えた。1938年に那覇市首里に生まれた著者が生きてきた、沖縄やベトナムの写真で、沖縄・沖縄県民がたどってきた、過酷な歴史を描いている。日本政府・アメリカに踏みつけられてきた有様が、写真をつうじて伝わってくる。今もその状況は変わらない。テレビや新聞による報道を見ても、全く沖縄県民の民意を無視して、理不尽なことが安倍政権によって行われている。どこまでアメリカの言いなり(自発的に)に政治を動かそうとするのか、呆れてしまうが、それではいけない、「アベ政治を 許さない」の声を、総選挙・参議院選挙で示さなければならない。


 本の帯には、「琉球人・沖縄人の先祖たち、今生きる人々の怒りと共鳴しながら、私はこの本を『在日沖縄人』として書き綴った。」と書かれている。

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 義父(瀬尾茂信著)の歌集「光十字に」の紹介が終わったので、再び、鶴彬の川柳歌集「手と足をもいだ丸太にしてかえし」に戻る。
◯飢え果てて悲しむ力失せにけり
◯警鐘の赤き響きに地のゆるぎ
◯仏像の虚栄は人の虚栄なる
◯神殿に神は今日しも留守なりき
◯救われてそれ神仏の意識なし