大掃除と「ことばの散歩道Ⅵ」上野恵司

 本の片付けが済んだので、ぼちぼち家の大掃除をしている。昨年は、忙しくてあまりきれいにできなかった。今年は暇というわけではないが、少しづつやっている。書斎・連れ合いの寝間、息子の部屋が済んだので、今日は昼から外回りの窓の掃除をした。暖かいので助かる。もっとも我が家の隣のレタス畑は、雨と暖冬でレタスの形も悪くその上、一気に大きくなって大変だそうだ。こちらは、いくつも新鮮で美味しいレタスをいただけるので感謝である。残っているのは私の寝間・食堂・倉庫がわりになっている床の間・浴室・洗面室・トイレ・廊下である。昔、仕事をしている時は日曜日一日かけて大掃除を終わらせたのだが、今はそんな気力も体力もない。まさに「ボチボチ」である。

ことばの散歩道 〈6〉 きょうは漱石,あしたは魯迅

ことばの散歩道 〈6〉 きょうは漱石,あしたは魯迅

 著者は現在、日本中国語検定協会の理事長。サブタイトル「きょうは漱石、あしたは魯迅」に惹かれて購入したものである。文章は、中国語検定協会と㈱サーチナの両サイトに寄稿したものと紹介されている。研究書ではないから肩がこらず読めて、興味が惹かれる内容になっている。著者は中国語の教授なので用字についての言及がある。これが大変面白く、中国語の使い方が少しだが理解されるのである。まともに中国語を学ぶのも良いが、逸れたところから言葉を理解するのも、中国人の気風や習俗を知る上で、興味を引かれるのである。
 夏目漱石については、小説に登場する「用字・用語」について書かれているのだが、戦後の当用漢字表・音訓表によって、言語の本来持っていた多様性が否定されてきて、当時の小説の面白さがきちんと伝わってこないのが残念である。「細君」「妻君」、「子供」「小供」。

 先日、きのこハウスから来年のきょうされんのカレンダーを頂いた。共同作業所の利用者の傑作が、月ごとの絵として登場している。このカレンダーの販売は、利用者の給料や事業所の運営費などに使われている。

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◯飢えさせておいて盗みの陥とし穴
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 「バット」昔の安い、労働者が愛飲したタバコの銘柄