古希「人生七十古来稀なり」とあわ9条の会、守大助の会

 今日は私の70歳の誕生日。古希の由来は唐の詩人、杜甫の曲江詩「人生七十古来稀」にちなんでいる。せっかくだから、大学時代の恩師松浦友久先生の著書「唐詩の旅 黄河編」(教養文庫)に登場してもらおう。

 朝回日日典春衣,
 每日江頭尽醉帰。
 酒債尋常行処有,
 人生七十古来稀。
 穿花蛱蝶深深見,
 点水蜻蜓款款飛。
 傳語風光共流転,
 暫時相賞莫相違。

 朝より回りて 日日春衣を典し
 毎日 江頭に 酔いを尽くして帰る
 酒債 尋常 行く処に有り
 人生 七十 古来稀なり
 花を穿つ蛺蝶は 深深として見れ
 水に点する蜻蜓は款款として飛ぶ
 伝語す 風光 共に流転し
 暫時 相賞して 相違ふこと莫からん

 朝廷から退出すると、日ごとに春の衣服を質に入れ、
 来る日も来る日も、曲江のほとりで酔いしれては帰宅する
 酒手の借金は、いつでも、どこでも、ついてまわるのに、
 人が生きつづけて七十になるのは、古来、めったにないことだ。
 花叢を縫って舞うちょうちょうは、その花の奥深く、わずかに姿を現わし、
 水面に尾を触れるとんぼは、その水に親しみつつ、ゆるやかに飛んでゆく。
 春の日の風と光に、私は言葉を託したい。私も君たちも、共に流転し移ろいつつ、
 せめて暫時は、互いに愛であって、互いに違きあうことがないようにと。
 
 杜甫はこの「古希」には遠く及ばない59歳で亡くなった。
 そこで、日本人の年齢を見てみた。2014年現在の日本人の人口は、1億2,707万人で70歳以上は何と2,383万人もいる。人口に占める割合は18.7%にも達している。70歳以上の方、私も含めみなさんの役割は大事ですよ。アベノミクスに反対して、私たちの力を見せようではありませんか。
 東京にいる長男からは昨年末に、私たち夫婦にキレイなガラスの器(越前塗り蒔絵グラス)を送ってきてくれた。昨日は長野・駒ヶ根にいる次女一家から長野の美味しいお酒「信濃錦 純米吟醸」が届いた。息子から送られてきたグラスで乾杯の予定である。小学1年生の孫からは手紙が届いた。その上2歳の子が作ったのであろう、折り紙も同封されていた。感謝。
 
 昨日は、3つも行事があって忙しかった。まず最初に、毎月恒例のあわ9条の会による、憲法9条を守れの宣伝行動を、スーパーマルナカ柿原店の前の交差店での宣伝行動であった。幟・横断幕で訴えた。今朝は、寒い中7名が参加した。戦争法への危機感からか、最近は車の中から手を振ってくれる人が多くなってきた。トラックに乗った人が声をかけてきて、「頑張って」と声を掛けてくれた。30分もすると冷たい雨が降ってきたので、早めに切り上げた。
 10時からはわが家で会議があった。話の途中でテレビが関東地方で震度4の地震があったことが伝わってきた。そこで話が、21年前の阪神淡路大震災の時のことや、5年前の東日本大震災のことに変わった。東日本大震災の時は大変だった。丁度、B型肝炎訴訟のことで国会議員要請に夫婦で参加しており、大震災に遭遇した。連れ合いは東京駅の地下で体にかけるものもなく寒い中頃寝。私は、羽田飛行場の待合室でごろ寝であった。
 昼からは徳島駅前で、守大助の会主催の仙台高裁に向けての再審開始を求める署名行動。署名の後は役員会で、13日に開かれる第11回総会の議案書の討議を行った。会が終わったのは5時前であった。

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鶴彬の川柳歌集「手と足をもいだ丸太にしてかえし」
◯ひえ弁当の中に地主の餓鬼に白いめし
◯孫までも搾る地主の大福帳
◯工場へ!銀座へ!デモの右、左
◯逆流に必死と堤を守る芝
◯明日に待つ生活しなびた腕をなで
『追加』
 これは大変びっくり!!書き終わった時に宅配便から電話があった。水戸の長女から代引きで品物が届いているという。配達してよろしいかということであった。多分、誕生祝いを送ってきたのであろうと思い、了解した。長女らしい粗忽さで微笑ましい。連れ合いが、早速水戸に電話した。