「江戸牢獄・拷問実記」横倉辰次(雄山閣)
- 作者: 横倉辰次
- 出版社/メーカー: 雄山閣
- 発売日: 2003/11
- メディア: 単行本
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本の帯には、「笞打、石抱、海老責。伝馬町大牢に繰り広げられる現世地獄。」と書いている。幕末の元南町奉行吟味与力の佐久間長敬が書いた「獄門実記」を元にして書かれている。テレビの時代劇では拷問の有様がよく登場するが、「獄門実記」などは参考にされているのだろう。犯罪者の刺青も、地域によって違っている。それを判別することで、犯罪者がどこで入獄しているかがわかるようになっている。
江戸時代のようには暴力性は少しは減ったのだろうが、被疑者に対する陰湿さはさらに増しているように思われる。被疑者の人間性を認めない捜査・取り調べのあり方は改められるべきである。
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鶴彬の川柳歌集「手と足をもいだ丸太にしてかえし」
◯生活苦しなびた腕にのしかかり
◯食い込んだ捕縄にそむく力こぶ
◯冬眠の蛙へせまる春の鍬
◯真理を紙にうつして活字の摩滅
◯銃殺という宣告にかわくのど