第11回守大助さんを支援する徳島の会・総会

 一昨日(13日)とくぎんトモニプラザで第11回守大助さんを支援する徳島の会・総会が開かれた。雨の中、40名の方が集まってくれた。私は会長として少しばかりあいさつをした。
 今回の総会では、関東連絡会が作成した事件の内容についての20分のDVDを上映したあと、徳島の会で作成した患者の点滴ボトルの中に筋弛緩剤を入れる工程のDVDも上映した。これは、役員会のあと看護師・薬剤師の役員が何回も工夫を重ねて作ったものである。
 内容は3つに分かれている。一つ目は、看護師が日常業務の中で普通にしている、患者へ点滴をする際の作業。二つ目は守さんが自白させられた時の点滴の作業、三つめは裁判官が判決で認めた、守さんが行ったと認定した点滴の作業。それぞれが違うのである。守さんが強制的に自白させられた点滴作業を無視して(どうもそのやり方ではつじつまがあわないから)検察は点滴作業のやり方を変えて起訴している。さらに裁判官もそれでもつじつまがあわないので守さんが「自白」もしていない、検察も認めていない点滴作業を裁判官が創りだして、守さんを有罪としたのだから呆れてしまう。総会ではDVDだけでなく、実際に点滴をする実演もして見せてくれた。参加者の皆さんは納得! 
 薬剤師からは筋弛緩剤マスキュラックスについて、その薬の効用・効果・用法などについて詳しく説明があった。彼女からはこの事件を聞いて、最初に疑問に思ったことが語られた。
 ①マスキュラックスは点滴をしても、薬の作用が出ない。②毒薬が管理されずに、自由に使用できるはずがない。

 総会には、守さんからメッセージが届けられた。その中で「今回こそ『証拠開示・証人尋問』を実現させ、再審開始決定・釈放を一日でも早く、勝ち取りたいです。徳島から仙台高裁へ、どんどん署名を送って下さい。私は絶対に筋弛緩剤を混入していません。無実です。」と書かれていた。

台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
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鶴彬の川柳歌集「手と足をもいだ丸太にしてかえし」
◯冬越しが出来ぬ吐息にくもる鎌
◯みのらぬ稲を自転車で見にきやがる
◯これからも不平言うなと表彰状
◯働けばうずいてならぬ・・・のあと
◯土工一人一人枕木となってのびるレール