あわ9条の会、「謝謝!チャイニーズ」

 10日(日)は朝9時から1時間、柿原マルナカ店前の交差点で、恒例のあわ9条の会の宣伝行動があった。今回は用事のある人が多く参加者は4名だった。あわ9条の会は2006年12月9日に準備会を発足させて、翌年12月8日に結成総会を行った。その時の参加者は51名で、講師に大西聡弁護士に来てもらい憲法9条について語ってもらった。大西弁護士はこの度の参議院選挙の野党統一候補で、憲法9条を守り安保関連法を廃止するにはなくてはならぬ人である。
 あわ9条の会が柿原マルナカ店前で初めて宣伝行動を行ったのが、2006年11月9日でその後数カ月おきに宣伝行動を行ってきた。そして2008年3月9日以降は、雨が降るなど天気が悪い日を除いて、毎月行動を行ってきている。最近では車からよく手を振ったり合図を送ってくれる人が増えてきている。昨日(13日)は晩に我が家で事務局会議を行い、当面の行動などを確認した。
 5月3日(火 13:30から とくぎんトモニプラザ)には九条の会徳島と徳島弁護士会9条の会の共催で「5.3憲法記念講演会ウイズYOU」と題して、集会が行われる。講師は澤野義一さん(大阪経済法科大学教授・憲法9条の会関西代表世話人)である。

 「謝謝!チャイニーズ」を読んだ。

謝々! チャイニーズ (文春文庫)

謝々! チャイニーズ (文春文庫)

 著者(星野博美)が1993年から94年にかけて27.28歳頃に旅した中国・華南の記録である。当時、ここに書かれている地域を訪問して、ほとんど日本人に出会っていないという。全く無茶な旅であった。しかし、そこでのほんまモンの中国人・中国との出会いは、改革開放政策の実情を明らかにしている。私なんぞは根がしっかりしていないから、安全な旅しかしない。本当の中国との出会いがないのだ。今、中国語を教えてもらっている中国人との付き合いで、中国人・中国のことを学でいる。
 高級官僚・大企業経営者たちの私利私欲・横暴の中で中国人はたくましく生きていると実感させられた。彼女はこう書いている。「彼らは食い、働き、眠る。時々、さぼる。自分が生きるためには嘘もつくし、人をだましもする。人間が生きるためにすることを徹底的にする。中国にいる私はまるで、野良猫の縄張りのどまん中に、あるひ突然放されてしまった飼い猫だった。彼らの生に対する執着を目の当たりにして、素直に驚いた。人間にはこれだけのことができるんだ。そういえば、生きるってそういうことだった。」

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鶴彬の川柳歌集「手と足をもいだ丸太にしてかえし」
◯枕木は土工の墓標となって延るレール
◯泥濘をよける気のない程疲れて帰る
◯高粱の実りへ戦車と靴の鋲
◯出征の門標があってがらんどうの小店
◯胎内の動きを知るころ骨がつき