「中国語会話301」、眼科・歯科受診、『「死の棘」日記』島尾敏雄

 30日(月)夜は吉野町で中国語の勉強。今日の先生役は連れ合いだった。先週から「中国語会話301」をテキストにしている。原著は「漢語会話301句」で北京語言大学が作っている。1990年に出版されて以来、多くの中国語教育機関で使用されている。私が中国に短期留学した時も、このテキストが使われた。もっとも、期間が大変短いのでさわり部分だけ学んだだけであった。1時間ほど連れ合いのため予習をした。この日の参加者は大人7人、子ども5人(一番小さい子は5歳)であった。子供のほうが発音が良い。テキストは上下2冊(40課)あるので、いつ終わることやら。私や連れ合いが先生役をするときには、中国語のなぞなぞを出す。これは子どもたちに大人気である。
 先日のなぞなぞの答えは、一番目が「写真機」、二番目が「ゴムマリ」であった。
 昨日は歯科と眼科を受診した。9時過ぎについたのだが歯科は予約していなかったので、10時を過ぎても呼んでくれない。しかたがなく先に眼科を受診した。緑内障の方は変わりがないと行ってくれたが、白内障が少しあるとの事だった。加齢。眼科を終えて歯科に行くと11時半にようやく呼んでくれた。1年2ヶ月ぶりの受診であった。レントゲンも撮り左下奥の歯に少し違和感があったので調整してもらった。来週には、歯石をとってもらうことになった。
 

「死の棘」日記 (新潮文庫)

「死の棘」日記 (新潮文庫)

 ようやく読み終えた。解説で加藤陽子は、「本文をすべて読まれてこの解説まで辿り着いた方には、心からお疲れさまといい、生還を祝したい。手元の単行本初版では43字✕20行で424頁あるので、本書の分量は400字換算で900枚を軽く超えていることになる。」「小説『死の棘』以上に読むのがつらかったのではないだろうか。」全くそのとおりであった。精神を病んだ妻との壮絶な葛藤が読むものの胸を締め付ける。それでも、日記の文章の端々から妻ミホ、二人の子ども伸三とマヤへの深い愛情が伝わってくる。彼らを取り巻く人達の温かい眼差しも彼らを助けている。
 島尾敏雄の息子島尾伸三の本で読んだのは、「中華図案見学」・「香港市民生活見聞」・「中国製造」・「中国のかわいいおもちゃ」。父親の深刻さは全く無い。

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 湯浅竹山人編「粹の懐」昭和2年(1927年)12月発行
◯合ぬ不足をきく度々に、ほんにしんきな小遣帳。
◯はだとはだと重なり合て、色をあらそう菱の餅。
◯親がさしづをする間もまたず、先へちぎつた庭の柿。
◯たたむ小袖のしわ引延ばし、火のし片手に當てこすり。
◯鐘やからすに苦がないやうに、なつて今さら身の苦労。