B型肝炎訴訟基本合意5周年集会と「沖縄戦記 鉄の暴風」

 15日(水)は我が家であわ9条の会の事務局会議があった。先日の平和行進の報告や、今後の原爆パネルの展示などを話し合った。17日(金)は健生山の会の会合があったが、体調がすぐれないために欠席した。

 昨日(土)は大阪の科学技術センターで「B型肝炎訴訟基本合意5周年・最高裁判決10周年記念事業」があったので、徳島からは私とNさんが参加した。朝6時57分の高速バスに乗って梅田まで行って、本屋で少し買い物をした。会場は地下鉄御堂筋線本町駅の近くにあった。200名近い原告・弁護士・家族・支援者などが集まった。今回の集会の目玉は落語家桂福丸による創作落語KANJINかなめ」であった。福丸さんはこの話があった時、原告・弁護士とも話しをし、肝臓に関する本もたくさん読み、専門医からも話しを聞いて作ったそうだ。なかなかの内容で、肝臓を茶化して笑いを取るのではなく、しんみりと聞かせてくれた。もちろん各所に笑いはあり大いに受けた。
桂福丸さん、なかなか人気のある落語家である。大阪弁護団の弁護士の大学の先輩であるということで、今回の落語になった。
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 落語の後は支援グループ「オレンジサポート(大阪市大生)」によるハンドベルの演奏。息があっていた。若い学生に混じって、原告の女性も一人参加。演奏した曲は「花水木」「願いかなうまで」。
 3時過ぎからは交流会。東京から全国B型肝炎訴訟原告団長の田中さんも来ていてあいさつをされた。彼は明日は米子に行って山陰原告団に話をするという。忙しい方だ。

 

 1950年に初版が出版された。購入したのは先日行った沖縄。那覇市牧志市場の横の古書店で購入した。知らない土地に行って古書店に入ると面白い本が手に入る。もっとも出版元の沖縄タイムス社ではネット購入できるようであった。出版されて71年。「50年後のあとがき」には以下のように書いている。「これから『鉄の暴風』を読んでいただく読者諸兄は、米軍の基地の再編強化につながる、過去の『沖縄戦』を、追憶の形ではなく、現実のものとして想像し把えることが可能ではないかと考えるのである。」
 71年後の今日沖縄では、元米海兵隊員の米軍属による女性暴行殺人事件に抗議する県民大会が午後2時から開かれる。この集会には翁長県知事を始め多くの方が参加する。50年後のあとがきに書かれていることが、未だに解消されていない沖縄の現実を、一日も早く解決しなければと思う。

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 湯浅竹山人編「粹の懐」昭和2年(1927年)12月発行
◯ふたり添寝の枕もゆめで、さめてかひなくぬらす袖。
◯月は真事をうつしもせうが、そこのしれないにごり水。
◯こよひ逢ふとの約束をきめ、永ふ覚へるくれのかね。
◯いやなそひ寝のつとめの夜サハ、あけのからすを待ちかねる。
◯坊主にくけりや袈裟までにくひ、あけの鐘をばつくゆえに。