「桃源郷の機械学」武田雅哉と寒い朝とスダチ
今日から9月。5時に目が覚めて外に出たら、外気が冷たい。20度であった。暑い時には早朝でも30度近くあったのだから、大変な違いである。風邪に気をつけなければならない。
先日、連れ合いが「スダチ」をたくさん買ってきて、親戚・友人・知人に送ったら、お礼の電話が何人もの方からきた。この時期スダチを送り続けて40年近くになる。喜ばれているようだ。先週、広島に行ったが、広島のバスセンターの構内に土産物屋がたくさんあり、野菜・果物を売っている店もあった。そこには何と広島産のスダチも置かれていた。ビックリである。
- 作者: 武田雅哉
- 出版社/メーカー: 作品社
- 発売日: 1995/01/01
- メディア: 単行本
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本の帯には荒俣宏の文が書かれている。「夢見る怪物たちの、もうひとつの中華帝国。中国の途方もない機械=魔術。そのすばらしい源泉から驚異を呼びだした鉄人がいる。南方熊楠が博物学を、澁澤龍彦が欧州美術を、そして寺田寅彦が物理学をおもしろくしたように、いま武田雅哉が中国学をおもしろくする!
武田雅哉の本を読んだのはこれまでに、「〈鬼子〉たちの肖像」(中央公論社)、「万里の長城は月から見えるの」(講談社)、「世紀末中国のかわら板」(中野美代子との共著 福武書店)であった。どれもこれも読んでいて楽しい世界を見せてくれる。
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湯浅竹山人編「粹の懐」昭和2年(1927年)12月発行
◯笑がほ作つて侘(わぶ)梅のはな、むねをはらさぬ朧月。
◯忍ぶ姿をちらりと見られ、月をうらんだほととぎす。
◯かはるまひぞと言ばの花を、ちらしとむない千年迄。
◯傍に居るよりアノ青柳は、けつく遠目で思わせる。
◯露と逢瀬に紐とく花の、なさけしらずに當たる風。