尹東柱「空と風と星と詩」、「仰望天空 毫无愧恨」と十三夜美人・満月美人、あわ9条の会
昨晩(14日)は我が家であわ9条の会の事務局会議があった。宣伝行動・事務局会議の日程を決め、9月19日の「戦争法廃止9.19徳島集会」、11月3日に行われる「九条まつり」の参加などについて話し合った。
昨晩は、十三夜美人と満月美人が咲いた。月下美人より花は小さいが、良い匂いがする。十三夜美人は蕾がたくさんあって、これからが楽しみである。宵待ち孔雀もたくさん蕾を付けており、12日に咲いた月下美人にも蕾が多くあり、これも楽しみである。
- 作者: 尹東柱,金時鐘
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2012/10/17
- メディア: 文庫
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中国で出版された「仰望天空 毫无愧恨」というタイトルは、最初に掲載されている詩「序詩」(1942.10.20作)
の冒頭の一節から来ている。中国・韓国では大変有名な詩のようであるので紹介する。
死ぬ日まで天を仰ぎ
一点の恥じ入ることもないことを、
葉あいにおきる風にさえ
私は思い煩った。
星を歌う心で
すべての絶え入るものをいとおしまねば
そして私に与えられた道を
歩いていかねば。
今夜も星が 風にかすれて泣いている。
彼が生きていた中国東北部(当時は満州国)であったが、ハングルの使用は禁じられていた。それでもハングルで詩を書いた。日本に留学していた彼は、27歳で治安維持法違反で罪に問われ、九州の刑務所で獄死した。
尹東柱の生家と墓
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湯浅竹山人編「粹の懐」昭和2年(1927年)12月発行
◯あぢにからんだ蔦さへ色に、見へりや間もなく散りかかる。
◯とめどないほど嬉しふなるも、下手に将棋の勝こぐち・
◯山が松茸見せつけるゆへ、色けづいたる龍田媛。
◯すねて寝たとて憎(にく)ないゆへに、そつとあらしにおきる萩。
◯色を定ぬまだ青梅も、手くだにかかれば落安ひ。