「被差別小説傑作集」塩見鮮一郎、掃除
昨日から、連れ合いが東京に行って不在なので、朝から部屋の掃除をした。食堂・廊下は掃除機を使いその後は雑巾で床を拭いた。蒸し暑い上に力がいったので汗びっしょりになった。
昨日は、徳島肝炎の会の近藤事務局長と一緒に、徳大医学部の消化器内科医局を訪問して、10月22日に行われる医療講演会・B型肝炎訴訟相談会の、医療講演の申込をしてきた。
- 作者: 塩見鮮一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/03/08
- メディア: 文庫
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塩見による作品解説が丁寧に書かれているが、その中で先駆的な研究書として北川鉄夫の「部落問題を取り上げた百の小説」(北川鉄夫 部落問題研究所 1985.5)が紹介されていた。書棚を調べてみたらでてきた。塩見の「被差別小説傑作集」では11作品しか掲載されていないが、部落問題を扱った小説もたくさんあるものである。11作品の内「部落問題を取り上げた百の小説」で取り上げられていなかったのが「特殊部落の犯罪」(豊島与志雄)、「関東・武州長瀬事件始末」(平野小剣)であった。
B型肝炎でも差別・偏見に苦しめられている多くの当事者が、声を上げなければ物事の解決ははかれない。
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湯浅竹山人編「粹の懐」昭和2年(1927年)12月発行
◯あかぬおもひに止(とめ)さしながら、長ふ添れぬ竹の雪。
◯とめずかへすも身ためでながら、残るみれんの見へがくれ。
◯あへば笑ふてわかれにや泣て、うわさ聞てははら立てる。
◯譯を付られ秋はて稲も、そふたいなごもやせがつく。
◯おもひがけなひ身の濡衣も、はれて嬉いひむら時雨。