患者講義で徳大薬学部訪問、「魯迅の紹興」

 昨日は、徳島大学薬学部を患者講義の打ち合わせで訪問した。B型肝炎訴訟徳島原告の徳島班代表のNさん、大阪から弁護士の眞鍋・増田良弁護士が参加した。大阪・兵庫・京都などではB型肝炎訴訟原告の方が弁護士と一緒に、多数回患者講義をしている。徳島では今回が初めてになる。
 中学校・高等学校・大学・専門学校などで、B型肝炎訴訟の意味と私たちが目指すもの、集団予防接種時の注射器の使い回しでB型肝炎ウイルスに感染して被害を受けた患者の実情などを話して、差別・偏見の解消、B型肝炎についての正しい知識の普及を目指している。
 担当の薬学部教授の話によれば、今までも薬害患者・難病患者から患者講義を受けているとのことであった。
 今回は4月7日(金)午後1時から3時まで、B型肝炎訴訟と分野は全く違うが薬害筋短縮症についての話も聞くという。対象の学生は医学部・歯学部・薬学部の新1年生で、400名余になるという。新しく医療を目指す学生たちに理解してもらうためには、しっかり準備することが大事だと思った。 

魯迅の紹興―江南古城の風俗誌

魯迅の紹興―江南古城の風俗誌

 本書は1985年に中国の浙江教育出版社から出版された「魯迅筆下的紹興風情」をもとにしている。日本「版」序で、「1981年10月、紹興市中学(中学・高校)語文(国語)教学研究会が、魯迅の生誕100年を記念し、かつ中学語文課における魯迅作品の教育に関連資料を提供する目的で、市の中学語文界の人々と専門の魯迅研究家に呼び掛け『魯迅作品中的紹興風貌』なる一書を編んだ」と書かれている。
 この本が基になって「魯迅筆下的紹興風情」ができている。清朝末期の魯迅の故郷・紹興の風物が書かれていて、彼の作品を理解する上で貴重な本である。
 清朝末期紹興の風俗模様を、人名・嫁入り・歳時・祭り・芝居・賭博・川船・質屋・酒場などが取り上げられている。もちろん、清朝末期や本書が書かれた時代の紹興と、私が2月に行く紹興とは大いに違うだろうけれども、何か雰囲気は残っているだろう。

 紹興をネットで調べてみた。
 紹興市の総面積は約8,256km²、ちょうど日本の兵庫県ぐらいの大きさで、2013年末人口は約495万人です。江南の水郷都市である紹興市は、面積の10%を運河とクリークが占め、「水の故郷」とも呼ばれるように、美しい運河と緑豊かな自然景観、2500年の歴史を有する風光明媚な古都であり、魯迅をはじめとして、古くから各界に著名人を輩出してきたことでも知られています。

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◯Bの妓(こ)と酔い心ではAが好き
◯老いらくの恋は冷酒の口あたり
◯中年の恋は小切手帳を見せ