大助の会総会、肝炎サポート院内集会で東京行き、などなど

 2月4日は、徳島市のあわぎんホールで「守大助さんを支援する徳島の会第12回総会」を開いたので、会長として挨拶を行った。参加者は52名で、今までで一番多かった。事務局長が参加者確認をキチンと取ったため、当日は他にもいろいろ行事があったが、そういう結果になった。
 大助さんからも千葉刑務所で頑張っている様子を書いたメッセージが届いた。一部を紹介する。
 「徳島から届いた年賀状や毎月届くお便りに、とても励まされてます。私は昨年より炊事場へ転業となり”洗浄班”で作業をしておりますが、覚えが悪いのと、動きが遅いということで毎日怒鳴られつづけていますが、無実の受刑囚である私は、そんなことに負けずに生活していますので、安心してください。ちょっとメンタル的に辛いですが!」
 こんなメッセージが届くと、一日でも早く、彼を救い出さなければという思いが募る。
 総会の到達点は、会員数512名、仙台高裁宛署名4,355筆という報告であった。来年度は会員数530名、署名6,000筆の目標にした。
 総会後、ジャーナリストの山口正紀さんによる「幻の筋弛緩剤点滴殺人〜警察・メディアの合作冤罪・北陵クリニック事件〜」と題する講演があった。えん罪に加担する犯人視報道が蔓延して、多くのえん罪を作り出していることがよく理解される話であった。実際の新聞・テレビ報道の見出しがレジメには書かれていたが、警察による発表を鵜呑みにして、何の検証もしていない実態は、恐ろしいものだと痛感した。

 2月7日は、東京の参議院議員会館で「すべての肝炎患者が安心して生活できるために、重症者への医療費助成とB肝創薬の実現を! 肝炎サポート院内集会」があったので、連れ合いと参加した。会場には300人余の原告・弁護士が集まった。また、衆参両院から30名余の国会議員も参加しており、支援の挨拶を頂いた。感謝である。厚労省・肝炎対策推進室の室長、日肝協代表、薬害肝炎代表からも挨拶があった。集会は11時からはじまったのだが、午後1時からは徳島県選出の国会議員に、集会の表題の内容で要請を行うため中途退場した。
 わたし・連れ合い・Nさん、眞鍋弁護士とで訪問した。徳島の国会議員5名はすべて自民党である。まず最初に参議院の中西祐介議員。肝炎請願の紹介議員になってもらっている。三木亨議員には今までにも何回か直接お会いしている。紹介議員にもなっていただいている。京都の井上哲士議員(共産党)もなぜか私たちが担当になり面会した。皆さんよく私たちの話を聞いてくれて、肝硬変・肝がんへの医療費助成の実現が夢ではないと感じられた。
 衆議院では最初に福山守議員を訪問した。残念ながら不在ではあったが、秘書の方が熱心に対応してくれた。山口俊一議員も在室で肝炎以外のことにも話が弾んだ。後藤田議員は不在であったが、肝炎対策には理解が深く紹介議員にもなってくれている。今回の議員訪問は、今まで以上に好感覚を持てた。しかし、疲れました。

 今回の上京は国会議員訪問だけでなく、5日に徳島を出て、1月に結婚した息子の新居訪問、彼女のご両親との初顔合わせもしてきた。
 連れ合いが、6日には高尾山に行くと言うので付きあった。平日なのに人出も多くあり、外国人の姿もたくさん見受けられた。登りやすい山であった。帰りはついでに高幡不動に立ち寄った。夜は水戸まで移動して、長女の家に泊まった。私たちの45回目の結婚記念日の日である。皆が祝ってくれた。
 7日は先述したように国会へ。長女の連れ合いも一緒に行った。疲労困憊の3日間で、我が家に着いたのは午後10時過ぎであった。

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「川柳でんでん太鼓」(田辺聖子 講談社文庫)
◯いうまいとお好み焼きを押えつけ
◯丼めしの中で涙をふいている
◯いじめ甲斐ある人を待つ胡瓜(きゅうり)もみ
◯くしゃくしゃと子につつかれる冷奴
◯人恋えばあわき彩(いろ)もつ雛あられ