肝炎医療コーディネーター養成研修会参加、上海行の壮行会

 10日(金)は午後7時から徳島県の肝炎医療コーディネーター養成研修会があり、私も徳島肝炎の会の近藤事務局長と参加した。先月30日に徳島県肝炎対策協議会があり、近藤さんが研修会への参加を要望していたため実現した。60名位参加者があったようだ。私は一昨年11月に、「第15回肝炎専門医療従事者研修会」に講師として「徳島肝炎の会とB型肝炎訴訟」と題して話を少しさせてもらったことがある。
 徳島県地域肝炎治療コーディネーターとは、肝炎ウイルス検査後のフォローアップや受診勧奨等の支援を地域や職域において中心となって進める看護師・保健師等を指す。これまでに221人が受講しているが、まだまだ少ないと感じた。コーディネーターの役割は、◯肝炎患者の早期発見◯肝炎患者の治療支援 にある。
 皆さん、仕事を済んでからの参加で、しかもこの晩は雪混じりの天気で大変であった。今回の話は、以下のとおりであった。
 「行政の肝炎対策の現状について」(徳島県健康増進課感染症・疾病対策室長:柴原恵美さん)
 「肝炎治療、肝炎治療の現状について」(徳島大学病院肝疾患相談室:岩橋衆一医師)
 「徳島大学病院肝疾患相談室における取組について」(徳島大学病院肝疾患相談室:立木佐知子看護師)
 肝炎ウイルスの推定感染者数は、B型肝炎ウイルス:全国110万〜140万人、徳島県約6,900〜8,800人C型肝炎ウイルス:全国190万〜230万人、徳島県約12,600〜15,100人。徳島県の肝炎などによる死亡率(2015年度 10万人対比)はウイルス性肝炎で7.3人、全国ワースト3位、肝がんは31.4人、全国ワースト10位、肝硬変は7.2人、全国ワースト7位で、肝炎対策の更なる充実が求められている。
 この日の様子は、徳島大学病院肝疾患相談室のHPで報告されている。
 11日(土)は5時半から上海に短期留学する人、私たちが上海にいる時に旅行に来る人、先生とで食事をした。O女史が淡路の美味しい日本酒「千年一」を差し入れてくれた。淡路島でしか販売されていないとかで、少し甘口の飲みやすい美味しいお酒であった。
 今朝は、恒例のあわ9条の会による宣伝行動をマルナカ柿原店前の交差点で行った。参加者は6名。寒さ予防のためたくさん着込んで出かけたが、そうでもなくてほっとした。

 添田唖蝉坊「豆粕ソング」(酒場の唄作替)1918年(大正7年

◯高い日本米おいらにゃ食えぬ
 おいらそんなもの食わずとも、よ
 どんなへんなものくわされたとても
 生きていられりゃそれでよい
◯米はあがろと下がろとままよ
 別に南京米がないじゃなし、よ
 何をくよくよ鳩豆もござる
 腹はいたんでも辛抱する
◯米が高いとて泣くよな奴は
 日本男子の面よごし、よ
 何をくよくよ水のんでさえも
 少しゃどうかこうか生きられる
◯食える物でさえありゃ文句いわぬ
 どうせ好いたもの食えやせず、よ
 うまいまずいは申さぬときめて
 今日も豆の粕、明日も粕
◯粕だ、粕、粕、おいら米や食えぬ
 食えりゃこの世が嘘じゃもの、よ
 何はともあれおメデたい御代じゃ
 生きていられりゃありがたい

台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
B型肝炎訴訟をお考えの方は、全国B型肝炎訴訟弁護団へご相談を!

「川柳でんでん太鼓」(田辺聖子 講談社文庫)
鉱毒も食はぬばならぬ坑(しき)のめし
◯火達磨にして殺される石油工
◯話しにならぬ日給で吸はされる綿ほこり
◯鉄あびて死ねば代りを募集する
◯売物になる娘のきれいさを羨(うら)やまれ
◯昔むかし赤紙という人さらい