わが家の雛人形、添田唖蝉坊
この時期になると、玄関に雛人形を飾る。
先程(15時)水戸の娘から誕生日プレゼントがようやく届いた。
奄美大島、西平酒造「加那伝説 凛」であった。感謝!!!
添田唖蝉坊
「貧乏小唄」(船頭小唄作替
◯おれはいつでも金がない
同じお前も金がない
どうせ二人はこの世では
金のもてない貧乏人
◯泣くも笑うもねえお前
質の流れに何変ろ
おれもお前もボロボロの
きもの一つで暮そうよ
◯破れ窓からのぞいてる
丸の裸のお月さん
わたしゃ死ぬまでボロボロの
貧乏長屋でくらすのよ
「あきらめ節」
◯地主金持は我儘(わがまま)で
役人なんぞは威張る者
こんな浮世へ生まれてきたが
わが身の不運と あきらめる
◯お前この世へ何しに来たか
税や利息を払うため
こんあ浮世へ生まれてきたが
わが身の不運と あきらめる
◯苦しかろうがまた辛かろが
義務は尽さにゃならぬもの
権利なんぞを欲しがることは
できぬものだと あきらめる
◯たとえしうとが鬼でも蛇でも
嫁は従順(すなお)にせにゃならぬ
どうせ懲役するよなものよ
何もいわずに あきらめる
◯借りたお金に催促されて
貸したお金は取れぬもの
どうせ浮世はこうしたものと
わたしゃ何時でも あきらめる
◯米は南京お菜(かず)はひじき
牛や馬ではあるまいし
朝から晩までこき使われて
死ぬよりましだと あきらめる
◯どうせこの世は弱い者いじめ
貧乏泣かせだ是非もない
こんな浮世へ生まれてきたが
わが身の不運と あきらめる
◯長いものには巻かれてしまえ
泣く子と地頭にゃ勝たれない
貧乏は不運で病気は不幸
時よ時節と あきらめる
◯あきらめなされよあきらめなされ
あきらめなさるが無事であろ
わたしゃ自由の動物だから
あきらめられぬと あきらめる
これらの詩が作られてから100年近く経つのだが、全く変わりがないのでは「あきらめがつかない」。
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「川柳でんでん太鼓」(田辺聖子 講談社文庫)
被爆者どうしの会話
◯下敷きば見殺し骨ば拾うたど
◯生まれたばってん小頭症で死んでしもた
◯引き吊った痕(あと)ばい貰い手がなかと
◯あん時のガラスびっこは治らんけん
◯放射能害とカルテに書いてなか
◯やられ損ヒバクシャエンゴまあ-だげな
◯どげんもんか煮え湯かぶればわかるじゃろ