上海大学短期語学留学④ 初めての授業

 2月16日(木)、8時半から授業であった。王夢迪先生が私たちの担当。教室はB班に決まった私、H野さん、N野さん、徳島のH旗女史に加え、先週から来ている日本人の若い20才前後の10名、60才あまりの男性とで15名となっていた。簡単な自己紹介(中国語の勉強歴、どこから来たかなど)をした。
 驚いたことに中国人も来ていた。彼は東京で生まれ、両親の故郷は上海で、ここには祖母の家から通っているという。若い日本人たちは、大学で2年ほど中国語を学んでいる。名古屋・東京などいろんなところから来ていた。
 授業は月曜日から金曜日までの週5日制で、午前中のみ。後は遊んでよし勉強してよしである。私たちの班は、8時半から10時、30分休憩して10時半から12時までの2回に分けられている。
 教科書は、「漢語口語速成 基礎編」(汉语口语速成 基础篇)。いきなり第13課(旅行から帰る 旅行归来)の途中からはじまった。私たちは途中から参加したのだから仕方がない。
 授業の最初は新出単語(生词)であった。皆さん、自分で新出単語を探してきて発表をする。その単語について皆が発音をし、先生が意味・短文書いて説明する。発音・声調のチェックが厳しい。
 教科書の比較的短い文章を先生が読み、後で皆がついて読む。その後に2人1組で何回か読んで、先生が何組かに発音させる。読み間違い、声調(四声)が正しく発音されていないと、その語を黒板に書いて正しい発音になるまで何度も読まされる。

 ポイントとなる言い回しも教科書に書かれているので、先生が解釈を加えて読ませられる。練習のところでは絵を見ながら簡単な遣り取りをするのだが、なかなかその情景が思い浮かばず、苦労させられた。
授業の最後には宿題が出た。この日は、1.新出単語を1語 2.造句(短文を作る)①継続(继续)②好処(好处)③関心(关心)3.作文150字程度 私の一番好きなスポーツ(我最喜欢的体育运动)。4.教科書を読む(第14課 スポーツで体力づくり 体育健身)
H旗女史の今回の最大の留学目的は色んな所を見て遊ぶことになっていたので、大きな目算違いであった。

 この日の午後は、人民広場駅(人民广场站)に出て、O山女史とH旗女史は上海博物館へ、私は上海書城という大きな書店に行った。博物館はどこも入場無料である。こういう所は日本も見習ってほしいと思った。素晴らしい展示を見て自国の歴史を知ることはとても大事なことだと思う。上海書城では4年前に来た時には、辞書や中国語テキストを何冊か買った。今回買ったのは「外国人漢語新詞語学習詞典」(外国人汉语新词语学习词典)、20元。新出単語を考える参考になるかと思ったからだ。書店内にあるスターバックスでコーヒーを飲んだが、これが24元。B5版で267ページもある本より高いとは!

 5時に人民広場駅で彼女たちと落ち合って、大潤発で三得利(サントリー)清爽ビール6缶(21元)を買って帰途についた。途中、水餃子店で夕食を摂った。部屋に戻ってからは懸命に宿題をした。
この日の歩数は11,553歩。

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