きのこハウス理事会、国会議員面会要請、「近代はやり唄集」(岩波文庫)

 17日(月)は、きのこハウスの理事会があったので参加した。4月から新たに4人利用者が増えたので、人事異動もあり職員は忙しくしているようだ。清水基金からの補助でトラクターを購入。早速、芋畑に使っていた。今年は芋の作付も少し早くして、作付面積も増やすとのことであった。しいたけと並びきのこハウスの主力商品になることが期待されている。しかし、夜の会議の参加は少し辛くなってきた。運転していて先が見えにくいのである。
 連れ合いが19日から会議などで東京・水戸に行っているので、家事をこなさなければいけない。これが案外忙しい。今日は、26日にある国会議員への要請行動のアポ取りのため電話かけをした。目的は、「ウイルス性肝硬変・肝がん患者の医療費助成制度の創設」についての支援要請、面談のお願いである。昨年6月1日に医療費助成制度の創設に関して、衆参両議院で、私たちの請願が、全会一致で採択された。しかし、残念ながらまだ予算化がされていない。来年度には必ず実現させようと、全国のB型肝炎訴訟原告団弁護団が国会議員に予算化の要請を行うことになったのだ。私たち徳島班は徳島選出の5名の国会議員などに面会をお願いすることになった。そのための電話かけであった。果たして、何人の国会議員に直接面談できるかわからないが、地道に継続して働きかけることが、財布の紐の硬い財務省の姿勢を変えさせることになるだろう。

近代はやり唄集 (岩波文庫)

近代はやり唄集 (岩波文庫)

 先に紹介した「江戸端唄集」の続編である。表紙カバーには「『はやり唄』は、明治・大正期の民衆の喜び、哀しみ、怒りの思いを表現して広く愛唱された。街角の唄、寄席の唄、座敷の唄、壮士の唄、書聖の唄、ブァイオリン演歌、劇場の唄、映画の唄の8テーマ、127曲」が紹介されていると書かれている。今の政治を皮肉ったとも思われる、唄も出てくる。「カチューシャの歌」(1914年・大正3年、芸術座の復活の挿入歌 島村抱月詞、中山晋平曲、松井須磨子歌唱)は有名だが、その翌年には「後のカチューシャ」という歌が出ている。紹介しよう。
  カチューシャ可愛や別れの辛さ
  暗い冷たい牢獄の床に
  夢は昔の ラゝ 香にまよふ


  カチューシャ可愛や別れの辛さ
  せめて残せし絵姿に
  吹くな凩(こがらし) ラゝ 降るな雪


  カチューシャ可愛や別れの辛さ
  さらば別れと纜(ともづな)解けば
  之が此世の ラゝ 生きわかれ


  カチューシャ可愛や別れの辛さ
  霧に見かへる島山暮れて
  行方知られぬ ラゝ 船の旅


  カチューシャ可愛や別れの辛さ
  野辺の草葉の白露と
  消えて果敢(はか)ない ラゝ 人の末路

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「江戸端唄集」(岩波文庫
◯都々逸百人一首
 小田のかり庵(ほ)に ふくとまよりも 荒いお前の すて言葉
 本歌:秋の田のかりほの庵(いほ)の苫(とま)をあらみ我が衣手は露に濡れつゝ 天智天皇