メーデー参加と「思い出す事など」(夏目漱石 岩波文庫)
昨日は第88回メーデーが徳島中央公園の鷲の門広場であり、連れ合いと参加した。42団体310名が参加した。青空で気持ちのいい気候であった。
今年のメーデースローガンは、
「働くものの団結で生活と権利を守り 平和と民主主義、中立の日本をめざそう」
メインスローガンは、
◇戦争法廃止!許すな共謀罪!憲法改悪を許さない!
市民と野党の共闘で安倍「暴走」政治STOP!
◇なくせ貧困と格差 大幅賃上げ・底上げで景気回復、地域活性化
いますぐどこでも最賃1000円に 全国一律最賃制の実現
安倍「働き方改革」反対 なくせ過労死 8時間働いて暮らせる賃金を
◇年金・医療・介護など社会保障制度の拡充 消費税10%増税の中止
被災者の生活と生業を支える復興 原発の再稼働反対、原発ゼロの日本
◇南スーダンからの自衛隊即時撤退 特定秘密保護法の廃止
安倍「教育再生」反対 辺野古新基地建設反対 オスプレイ全国配備・訓練反対
核兵器全面禁止条約の実現
近頃の私のメーデー参加の目的は、仙台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんを支援するため、仙台高裁宛の私信請求開始を求める署名を集めること。皆さんの協力を得て50筆集めた。パレードは、連れ合いが熱発したため参加しなかった。近頃、過労気味でそのための発熱かと思う。
平日のため、若い労働者の姿より年金車の姿が多かった。メインスローガンに見られるように、労働者のおかれている状況はますます悪くなってきている。
下は、当日配布されたチラシなど。
- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1986/02/17
- メディア: 文庫
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本書は、漱石が瀕死の重症から蘇ったときのことなどを回想している。当時は、胃潰瘍は死に至る病であった。
漱石はじめこの時代の知識人にとっては、「詩」は現代のような詩ではない。漢詩である。漱石はこう書いている。「詩の趣は王朝以後の伝習で久しく日本化されて今日に至ったものだから、われわれ位の年配の日本人の頭からは、容易にこれを奪い去る事が出来ない。余は平生事に追われて簡易な俳句すら作らない。詩となると億劫でなお手を下さない。ただかように現実界を遠くに見て、杳(はるか)な心に些(すこし)の蟠(わだかま)りのないときだけ、句も自然と湧き、詩も興に乗じて種々な形のもとに浮かんでくる。とにかく、100年も前の本であるので、難しかった。そうとは言え、私が漱石を読んだのは、高校時代だから今から数えると50数年前ということになる。人生は、あっという間である。
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「江戸端唄集」(岩波文庫)
都々逸百人一首
紅葉ふみわけ あの鳴鹿も あきといふ字が かなしいか
本歌:奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき(猿丸太夫)