肝炎医療コディネータースキルアップ研修会、映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」、「圓生江戸散歩」上

 昨日(4日)は孫二人(小3,3歳)を連れて、北島サンシャインで映画「怪盗グルーのミニオン大脱走」を見に行った。子どもたちにとっては大変面白いようだが、テンポが早く荒唐無稽な内容にはとてもついていけなかった。
 夜は、肝炎医療コディネータースキルアップ研修会が徳島市内であり、近藤徳島肝炎の会事務局長と参加した。この日の内容は、①実臨床におけるDAAの最新治療(持田智教授・埼玉医科大学)ビデオで講演 ②今こそ活動の場を広げようー肝炎医療コーディネーターをしてできること(難波志穂子・岡山大学医学部新医療研究開発センター) ③C型肝炎の最新治療ー当院における治療の現状 四宮寛彦医師・吉野川医療センター) であった。
 ①は専門的で私には少し難しかったが、C型肝炎の治療が大いに進んできている状況が理解された。③では以前も四宮先生の話を聞いたことがあり、吉野川医療センターが地域で果たしている(吉野川市阿波市美馬市が中心)役割の重要性が理解された。②では岡山大学病院肝炎相談センターが、医師を始めとする各職種が協力し、また行政・他の医療機関・企業などとも協力して肝炎対策を進めていることが理解された。病院に患者が相談に来るのを待つのでなく、チームとして積極的に外に出て相談活動・検診活動を行っている。肝炎ウイルスに感染していることを知らない人、症状が重くないので受診をしない人、一応治ったことで定期的な検査をしない人などへの働きかけも、工夫していることが理解された。地域や行政が行うイベントに参加して、そこで肝炎への関心を持ってもらう活動もしている。こういうことは最近では他の都道府県でも工夫しておこなわれているようだ。

 「圓生江戸散歩」上(三遊亭圓生集英社 1978年1月)を読んだ。大阪の古書店で一昨年11月に購入したもの。
 ネットで調べると、「6代目三遊亭 圓生(さんゆうてい えんしょう、1900年〈明治33年〉9月3日 - 1979年〈昭和54年〉9月3日)は、大阪市西区出身で東京の落語家、舞台俳優。本名、山粼 松尾。」という紹介があった。圓生という名跡は今は継がれていない。それだけ優れた落語家だったことが理解される。読んでいて納得させられた。
 江戸・明治に彼が住んで回ったことが、そこで出会った人々とともに語られている。上巻では日本橋・京橋・神田・下谷・浅草が登場する。たまに神田や浅草には行くが、彼が語った風情はもう見れない。

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「江戸端唄集」(岩波文庫
◯都々逸百人一首
 酔たまぎれに 放つた茶わん くだけて今さら もの思ひ
 本歌:風をいたみ岩打つ波のおのれの身砕けて物を思ふ頃かな(源重之
 衛士のたく火と 私のむねは ひるはきえても よはもゆる
 本歌:み垣守衛士のたく火の夜は燃えて昼は消えつつ物をこそ思へ(大中臣能宣朝臣
 ※衛士:宮中の諸門を警護した兵士。