「圓生江戸散歩」下、「ザ・モンスター」徳島県立博物館

 昨日(金)は孫達の要望で徳島県立博物館で開かれている「ザ・モンスター」を見に行った。海と陸のへんてこ生物たちという副題がついている。
 展示されているのは、モンスターの本来の意味の「怪物」「巨大なもの」ではなく、姿・形が奇妙なもの、色彩が奇抜なもの、暮らしぶりがふしぎなものなど、人間から見て”へんてこ”な生物たちであった。大きなゴキブリが、国によってはペットとして飼われているというのだから、びっくりものである。子どもたちは大喜びであった。
 


 上に引き続き「圓生江戸散歩」下を読んだ。落語家を中心にしていろんな芸人が出てくる。皆さん、それぞれ特徴があり面白い。圓生は川柳なども作っていて、川柳の会にも参加していた。落語家たちの面白いものもあるので紹介する。
 ◯議会では大きな嘘も速記録
 ◯噺家(はなしか)をふと困らせる馬鹿笑い
 ◯さてという芸もさて無い太鼓もち
 ◯幇間(ほうかん)と噺家紙一重なり
 ◯太鼓もち手銭で呑んでじきに酔い
 ◯チンドン屋静かなとこで一休み
 ◯人生の秋チンポコに白髪はえ
 ◯春や春娘の尻がゆれてゆき
 ◯春着をば芸者同士はジロリ見る
 ◯気に入らぬ風ばかりさと柳いい
 ◯さあ事だ今度坊主のストライキ
 ◯坊主とは頭丸めただけとなり
 ◯おのずから夫婦別あり預金帳
 ◯今は只飯くうだけの夫婦なり

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「江戸端唄集」(岩波文庫
◯都々逸百人一首
 あけりや暮(くる)ると さて知りながら かねやからすが うらめしい
 本歌:明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな(藤原道信朝臣
 一人寝る夜の そのあくる間は いかに久しい もの思ひ
 本歌:嘆きつつひとりぬる夜の明くる間はいかに久しきものとかは知る(右大将道綱母