徳島県肝炎対策協議会、「孫文と陳独秀」(横山宏章)、きのこハウス理事会、今年最後の花

 25日(水)はきのこハウスの理事会があった。経営状況、先日のきのこ祭りや利用者・職員の状況などについて報告された。来月14・15日には茨城に干し芋づくりの視察に私も行く。干し芋づくりはきのこハウスの今後の運営に、大きな役割を果たすものでしっかりと見てこなければならない。
 昨晩(27日)は県の肝炎対策協議会があったので、B型肝炎訴訟弁護団の中島弁護士と傍聴した。徳島肝炎の会の近藤事務局長が委員を務めている。今回の議題は、肝炎対策推進計画の改定にある。先日も書いたとおり、事前に肝炎の会、B型肝炎訴訟弁護団原告団とも話し合って、意見を伝えてきた。

 

新書837孫文と陳独秀 (平凡社新書)

新書837孫文と陳独秀 (平凡社新書)

 「孫文陳独秀」を読んだ。孫文は日本でも高く評価されているが、孫文より少しあとに生まれた陳独秀については、あまり紹介されていない。「はじめに」で「陳独秀は民の病(人権、自由や自律的な個性の喪失)を治療、救済しようとした。自覚した国民形成による民主国家建設を目指した」と紹介されている。雑誌「新青年」を創刊し、魯迅など多くの人材を見出している。中国共産党の創立にも関わったが、後に中国共産党から離れている。中国の民主化に関わった二人の対比が面白い。中国でも台湾でも、孫文は建国の父として尊敬されている。中国の人民教育出版社発行の高校生向けの歴史教科書を見てみると、陳独秀についての記述は全くないが、孫文については、「中外歴史人物評説」では7ページ、「近代社会的民主思想与実践」では3ページにわたって書かれている。陳独秀が中国でも正当に評価される時代が来ないと、中国の真の民主化は達成されないのではないだろうか。

 月下美人など一晩しか咲かない花が、今年もいよいよ終わりだ。この花は白眉孔雀。小さいがやはり芳香が部屋中にたちこめる。

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「江戸端唄集」(岩波文庫
◯都々逸百人一首
 いくよいくよに なく声聞ば ちどりと思へど 気が悪い
 本歌:淡路島通ふ千鳥の鳴く声にいく夜寝覚めぬ須磨の関守(源兼昌
 雲のたえ間を もれ出る月に さえて聞ゆる かみぎぬた
 本歌:秋風にたなびく雲の絶え間より洩れ出づる月の影のさやけさ(左京大夫顕輔)