きのこハウス面接、シルバー大学芸能大会、守大助の会役員会、「ある老学徒の手記」(鳥居龍蔵)

 13日(木)は午後からきのこハウスの職員採用面接があった。今回の面接は4名であった。農家から持ち込まれた野菜の洗浄と梱包作業をする人を雇うためであった。いろんな経歴の持ち主が来て、今まで主婦専業の方もいた。うまく採用につながると良いと思った。障害者に対する理解が採用の決め手となるが、果たしてどうなるか。4人も面接すると疲れる。
 14日(木)は陽光学院で中国語の学習。
 15日(金)はシルバー大学の芸能大会があった。徳島校には11のクラスがあり、歴史文化・園芸・食品加工・芸術・健康・ICT①ICT②・韓国語会話・中国語会話(初級)・中国語会話(中級)・防災で220名が学んでいる。それぞれのクラスが工夫をこらした出し物をしていて楽しかった。もっとも私たちの演技も含めて、見ていると保育園児や幼稚園児の歌や遊戯のようであった。皆さん元気でしたね。
 私の所属する中国語中級では中国語の歌「朋友」とカンフー体操を披露した。先にも書いたとおり、素晴らしい女性のリーダーがいてなんとかやり通せた。私は演技するにあたって、後期の班長を仰せつかっていたので、中国語で皆さんに挨拶をした。以下の通り。
 大家好!今天我们要为大家表演的是一首中国歌曲叫“朋友”和中国功夫。请大家,看一下吧。谢谢。
 みなさん、こんにちは。今日私たちが皆さん方にご披露するのは中国の歌「友だち」とカンフー体操です。どうぞご覧ください。ありがとうございます。
 カンフー体操は体の動きは激しくないのに、大変汗をかきますね。もっとも、私の場合は冷や汗でしたが。
 昨日(16日)は午後から守大助の会の役員会があり徳島市まで行ってきた。役員会の前には恒例の徳島駅前での宣伝行動が1時間ほどあった。私はマイクを握り、この事件について知ってもらうための訴えをした。役員会では、これまでの徳島の会の到達が、会員数516名、仙台高裁宛の再審開始を求める署名数が5,528筆と報告があった。当面の行動を決め、来年2月24日に行われる第13回総会の議案を討議した。議案書案を見ると1年間の行動がよく理解された。2月4・5日に仙台市で行われる全国集会・裁判所要請行動には私が参加することになった。

 「ある老学徒の手記」(岩波文庫 鳥居龍蔵)を読んだ。

ある老学徒の手記 (岩波文庫 青112-1)

ある老学徒の手記 (岩波文庫 青112-1)

 読むきっかけは、シルバー大学の同僚のG女史のおかげである。彼女は10月29日の日中友好協会徳島支部主催の中国語スピーチコンテストで、鳥居龍蔵について中国語で話をした。鳥居龍蔵については名前は知っていたが、昔、鳴門市の鳥居龍蔵館(城になっている)を見学したぐらいであった。また、岩波書店から「岩波文庫で味わう わがふるさと」という無料の小冊子が8月に発行されていて、この中に徳島県の一冊として鳥居の「ある老学徒の手記」が紹介されていたためであった。 
 とにかく、活動力旺盛、興味心満々の人物であった。その人生の三分の一程は中国・朝鮮・ロシア・蒙古などに旅をしているようで、考古学・人類学を極めてきた稀有の人物と言って良いだろう。学校教育になじまず小学校を中途退学しているが、その旺盛な学問に対する姿勢は敬服に値する。

台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
B型肝炎訴訟は全国B型肝炎訴訟弁護団へご相談を!
「江戸端唄集」(岩波文庫
◯都々逸百人一首
 庭のあらしに ふる雪ならで つもる私しの もの思ひ
 本歌:花誘ふ嵐の庭の雪ならでふり行くものは我が身なりけり(入道前太政大臣
 ならの小川の 夕吹風に 夏もすずしく とぶほたる
 本歌:風そよぐならの小川の夕暮はみそぎそ夏のしるしなりける(従二位家隆)