寒風の中9条の会、守大助の会、「戦争と広告」(森正人・角川選書)

 今朝(11日)は寒風の中、マルナカ柿原店前の交差点であわ9条の会の宣伝行動を行った。参加者は7名。9条の会のマドンナもインフルエンザが治って参加。とにかく風が強くて寒い。厚手の手袋もあまり効果はない。見知らぬ女性が、ご苦労様と言って写真を撮ってくれた。
 昨日(10日)は守大助の会があったので参加した。恒例の徳島駅前での宣伝行動は、雨のため中止した。今回の主な議題は、24日に開かれる第13回総会のための準備。署名数・会員数も今年度の目標にあと少し足りないので、どうするか話し合った。私は4・5日に仙台で行われた全国集会について、問題点も含めて報告した。マスコミへの取材要請、会員拡大、総会の準備・運営などについて決めた。
 中国語の学習は7日は石井町で、8日はシルバー大学と陽光学院であった。
 「戦争と広告」を読んだ。

 サブタイトルは「第二次大戦、日本の戦争広告を読み解く」と書いている。本の帯には「メディアはいかに嘘をつくのか?」とあり、全く近頃の改憲論議。安倍政権への評価と変わらない。広告では半強制的に、自発的に政権への追従がなされ、国民を戦争へ駆り立てている。我が家に「1億人の昭和史10 不許可写真史」があるが、戦争の実態が隠蔽されていることが理解される。1977年1月毎日新聞社発行であるが、国民目線で「真実」を報道する義務がマスコミにはある。戦前に発行された「写真週報」「アサヒグラフ」から材料を得ている。
 私は靖国神社にある「遊就館」には行ったことがないが、本書で「遊就館の名は、『荀子』勧学篇の「君子居必択郷 遊必就士」(君子は居るに必ず郷を選び、遊ぶに必ず士に就く。意味:君子は、住む場所は必ず環境の良い所を選び、清廉な人物と交わる)」という文言に由来する「」と紹介されていた。その管理は陸海軍省の管轄下にあった。
 遊就館の存在は私は反対で、またどうして館名の由来を中国古典の「荀子」に求めなければいけないのか理解ができない。
 現在の戦争は、私が義父の「戦陣抄」で紹介しているようなものでなく、もっと過酷で瞬時・無差別大量殺人である。決してその戦争を許してはならない。

今年の目標
①中国語検定2級合格 とりあえず3月25日が試験日
魯迅全集全20巻読了 現在、第2巻「吶喊・彷徨」読了、第3巻「野草・朝花夕拾・故事新編」62pまで読了。
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「光十字に」の中から「戦陣抄」瀬尾茂信
◯負傷十数名この犠牲湖北制圧の礎とならん
◯池に浮く敵の屍変色し放置されしを片手で拝む
◯雲切れて月の光は戦場の残骸のみを無情に照らす
◯銃弾では死なぬと信ずる紅槍匪邪教の集団制圧ならず
◯二間柄のけら首に朱房の紅槍匪呪文唱えつつ押し来るなり
※けら首:槍の穂と柄とが接する部分。しおくび。