仙台高裁へ抗議文、連れ合い古稀の同窓会、「居酒屋の戦後史」(橋本健二)

 全国各地の会から、守大助さんの再審請求を棄却した仙台高裁に対し抗議文が送られている。徳島の会も、下記の通りの抗議文を送った。

仙台高等裁判所 刑事部
 裁判長 嶋原 文雄 殿 
   科学と常識に反した再審請求棄却に抗議します
仙台高等裁判所は、2月28日に守大助さんの再審請求を棄却しました。これは科学の常識を無視したものです。
2月4日に仙台市で開かれた仙台北陵クリニックえん罪事件の再審を求める全国集会で、医療人アピールが採択され、貴裁判所に届けられましたが、そこでは「即時抗告の判断をするにあたり、客観的事実を審理の対象とし、科学と道理、何よりも医学的知見を汲み尽くして公平に判断されることを期待します。」と求めています。
今回の貴裁判所の控訴棄却決定は、全く「科学と道理、何よりも医学的知見」から遠くはなれたものとしか言えません。
 憲法76条3項には「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される」と書かれていますが、「その良心に従ひ独立してその職権を行ひ」に反し、前判決を「忖度」したものとしか言いようがありません。
 私たちは、貴裁判所の控訴棄却に強く抗議し、裁判官が国民の利益を擁護する側に立ち戻ることを求めます。以上
               2018年3月4日
               守大助さんを支援する徳島の会

 4日(日)は連れ合いの中学3年生の時のクラスの同窓会が、昼から阿波市土成町の「御所の郷」で開かれた。80歳を超える恩師夫婦も出席したという。14名の参加で、なかなか楽しかったようだ。夜8時を過ぎて連れ合いが4人連れて我が家に帰ってきた。皆さん、だいぶ出来上がっていた。私も参加して、賑やかに過ごした。そのうち2人は我が家で宿泊。
 この日私は、連れ合いの叔父・叔母の17回忌・13回忌の法事があったので、出席した。30名ほどの参加で、故人の話などをした。

居酒屋の戦後史 (祥伝社新書)

居酒屋の戦後史 (祥伝社新書)

 酒好きの知人が貸してくれたので読んだ。本の帯には「戦後の飢餓から高度経済成長を経て、再び格差へ。『居酒屋の戦後史』から読み解く日本の社会」と書かれている。
 東京の終戦直後の居酒屋のの様子が書かれているが、東京で生まれた私にとって懐かしい風景が見えた。
 今の格差拡大社会は、「酒文化が衰退することである。格差拡大は、酒を相対的に豊かな一部の人々のみのものに貶め、酒消費を減退させ、酒造業界と居酒屋業界を困難に陥れる。」
 「格差は、政治的な争点である。格差拡大によって利益を得る人々と、生活困難に陥る人々の間、格差が拡大してもいいと考える人々と、そう考えない人々の間で、繰り広げられる政治闘争の争点である。酒好きならば、この闘争に参加する資格がある。いや、酒を本当に愛するなら、参加する義務があるといってよい。」と結んでいる。安倍政権の格差拡大政策を認めないとすれば、のんびりと酒を飲んでいられない。

今年の目標
①中国語検定2級合格 とりあえず3月25日が試験日
魯迅全集全20巻読了 現在、第3巻「野草・朝花夕拾・故事新編」読了。近頃は進んでいない。
台北陵クリニック筋弛緩剤えん罪事件の守大助さんをご支援ください!
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「光十字に」の中から「戦陣抄」瀬尾茂信
◯戦争に事よせしなる強盗放火を如何に謝すべき
◯君命に五年を耐えし襟の星華中に捨て来し吾の青春
◯「教育」で死をも美徳と幼よりたたきこまれて青春過ぐ
◯戦争はすべきに非ず人をして鬼となさしむ兵も将をも