家の片付けと「中国・張家界の絶景と歴史文化の旅」②

 中国旅行から帰ってきて、土曜日(28日)には少しは疲れも取れてきたので、午後から家の片づけをした。まず、コタツ2組を仕舞った。コタツ布団を干して、家中を掃除。8つあるメダカの池も大分汚れていたのでこれも掃除。綺麗になって、池の底が見えるようになった。
 昨日(29日)は、網戸2枚の張替えと補修、数年前に大阪の古書店で購入した錦絵の額を作って飾った。庭の雑草も、ぼちぼち引き抜いている。

 先日の小笠原好彦先生と行く「中国・張家界の絶景と歴史文化の旅」は大変楽しいものであった。
 「小笠原好彦先生は(1941年8月17日生)、考古学・日本史学者、滋賀大学名誉教授。青森市生まれ。1966年東北大学大学院文学研究科修士課程修了。同年、奈良国立文化財研究所平城宮跡発掘調査部に勤務。飛鳥藤原宮跡発掘調査部を経て、1979年滋賀大学教育学部助教授、教授、2007年定年、名誉教授、2009-11年明治大学特任教授。」であるから、こういう企画には申し分ない人だ。今までも中国以外にも多くの遺跡に行っている。主催した(株)国際交流サービスの社長も、考古学大好き人間でいろいろ教えてくれる。参加者は、私以外の皆さん考古学が大好き。日本国内ばかりでなく中国を初め世界各地に行っている方ばかりであった。その熱心さには脱帽である。
 今回は、正解自然遺産の張家界と世界文化遺産の馬王堆漢墓と長沙市博物館と湖南省博物館、張家界市博物館見学があったのだから考古学好きな人にとっては大満足であったようだ。
 日程を少し紹介しよう。
○4月20日(金) 
  15:35 関西国際空港 発
  18:25 深圳宝安国際空港 着
  22:15 深圳宝安国際空港 発
  23:55 張家界空港 着
  00:35 張家界市内の「張家界国際大酒店」 着 大変遅くて疲れました
○4月21日(土)
  08:32 ホテル出発
  08:41 土屋風情園 「土司城」を利用した展示館
  10:06 張家界市博物館
  13:09 張家界武陵源区のレストラン「湘西印象」で遅い昼食。田舎風で美味しかった。
  14:24 宝峰湖風景区
  14:50 宝峰湖遊覧船 貸切で湖の周りの景色も良かった。
  16:00 バスで宝峰湖から黄龍洞へ移動
  16:15 黄龍洞(大変大きな洞窟)散策と道内をボートで見学。洞窟の規模が桁違いであった。
  18:15 武陵源区のホテル「天子大酒店」に到着。設備、食事には不満があった。
○4月22日(日)
  07:35 ホテル出発
  08:17 張家界国家森林後援到着 歩いて天子山ロープウエイ乗り場へ
  08:45 天子山ロープウエイを降りて風景区エコバスに乗車して、賀龍(中国革命初期の軍人)公園。奇峰が林立してなかなかの風景であった。
  11:05 エコバスを乗り継いで袁家界風景区到着 映画アバター(私は見ていない)の舞台である。山あり谷あり湖ありで雨に煙った景色が素晴らしい。ここいらは年間200日ほど雨が降るというから、奇峰がはっきり見えないのはいたし方ない。
  13:41 エコバスに乗って百龍天梯(標高差326mのエレベーター
  14:38 またエコバスに乗って十里画廊へ。ミニ観光電車に乗って十里画廊風景区を散策。ここでも三姉妹峰など奇峰が四囲を囲んでいる。
  16:25 「天子大酒店」到着。ここの設備・朝食は満足のいくものであった。
  17:03 渓布老街のレストラ印象鯢宴」で夕食。「鯢」(ni)はサンショウウオのこと。夕食後渓布老街を散策した。
○4月23日(月)
  07:10 ホテル出発 高速道路で4時間、桃花源に着いた。桃花源は多くの詩人が詞にしている。一番有名なのは陶淵明の「桃花源詩」である。
 今回の旅行、旅行社の辻田さんと小笠原先生が、いろいろ資料を準備してくれている。お二人とも中国語は堪能であるが、詩吟もするという。移動中のバスの中で一首吟じてくれた。もちろん、中国語でも読んでくれた。何回もお二人と旅行に行っている人たちは、これも楽しみの一つのようであった。
  11:40 遊覧船乗り付近の景色を見た。残念ながら桃の花の時期は過ぎていて、造花の花が真っ盛り。味気なしであった。陶淵明ら詞に歌った人たちが可愛そうに感じられた。しかし、ここのガイドの若い女性(謝)さんは、急な私たちの注文にもかかわらず行書で書かれた長文の「桃花源記」を、すらすら(もちろん中国語)読み上げてくれたし、船の中で歌った歌声も素晴らしいものであった。
  12:53 桃花源のレストラン「子非魚餐館」で昼食。美味しかったが時間がなく、あわただしかった。 
  16:00 長沙市簡牘博物館(かんどく)。
  「簡」(かん)は岳の札。「牘」(とく)は木の札。昔、紙がなかったころ文字を書き付けたところから。全く専門的である。小笠原先生、辻田さんが説明してくれるので少しは理解できる。
  17:17 長沙市内のレストラン「七彩江南」で夕食。ここも美味しかった。
  18:40 長沙のホテル「金源陽光酒店」着。良いホテルでした。
  18:40 ホテル近くのスーパーマーケット「家楽福」で買い物。
  長沙市は人口700万人もいる大都市。中国革命発祥の地でもある。
○4月24日(火)
  08:25 ホテル出発
  09:00 長沙市博物館見学
  11:45 馬王堆漢墓(三号墓墓坑)見学。なんと大きな病院の敷地の中にある。発見のきっかけは、1970年時代ソ連の攻撃に備えるために、避難壕を掘っていたときに発見されたという。残念なのは、坑の下に多くのチケットが落ちていたこと。これでは歴史的価値が台無しだ。ちちんと保全して欲しい。
  12:40 レストラン「鯇(huan宴」で昼食。「鯇」は辞書には「草魚」とあった。
  14:00 湖南省博物館見学。ここでもお二人が丁寧に解説してくれた。
  17:30 レストラン「火宮殿」でさよなら夕食会。歌あり詩吟ありで、皆さん上手。このレストランに入る門の前に毛沢東の金色の大きな立像、ホテル内には坐像があったのには閉口した。毛沢東は1958年にこのレストランに来ている。徳島から一緒に来たGさんも歌声を披露した。一緒に旅した皆さん、私よりはるかに旅慣れた肩ばかりでした。特に同室したMさんと小笠原先生(毎晩のように先生の部屋で話とお酒)に感謝。
○4月25日(水)
  06:20 ホテルをバスで出発
  08:50 長沙黄花空港 発。関空へ。
  12:50 関空 着。それからのことは27日の記事を見てください。


 今回の旅で購入した本など。
 ○歩進張家界写真集) 128元(1元約18円)
 ○奇山異水張家界(写真集) 45元
 ○桃花源伝説故事 40元
 ○歴代名咏長沙詩詞選 16.8元
 写真集は、見てきた張家界の幻想的な雰囲気が、伝わってくる。
今年の目標
①中国語検定2級合格 不合格だったので、次回11月25日をめざす。
魯迅全集全20巻読了 現在、第4巻135ページまで読了。なかなか進まない。

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 「山家鳥虫歌」(近世諸国民謡集 岩波文庫
○様の暇の吸付煙草 恋が増すやら火がつかぬ
○梅(むめ)と桜と吉野へ行たら 梅は酸いとて戻された
○東山のは雪ではないか あれが雪かや桜花
○ござれ初めたら様来初(そ)めたら 道の小草も枯るるほど
吉野川には棲むかよ鮎が わしが胸にはこひすがむ