「蚊」がいない、「一茶」(藤沢周平 文春文庫)

 今年は、蚊の発生が少ない。いつもだと家の中でもたくさん噛まれるのだが、そういうことは殆ど無い。猛暑のせいで蚊の発生が少ないのだろうか。暑いのは困るが、噛まれないのは良い。庭の花や木に水をやるのが大変である。しっかり水をやらないと枯れてしまう。小さい庭でも、水やりに1時間ほどかかる。メダカの池の掃除も大変。

新装版 一茶 (文春文庫)

新装版 一茶 (文春文庫)

 先日買った藤沢周平のなかの一冊。ここに書かれた一茶はどれほど実際の一茶に近いかわからないが、生々しく、そしてなかなかしたたかに生きている。当時の俳諧師の生活の苦労が、よく書かれているのではないだろうか。藤沢周平の好きな一茶の句が解説で紹介されていた。
◯木がらしや地びたに暮るゝ辻諷(うた)ひ
◯霜がれや鍋の墨かく小傾城
 我家に一茶の「おらが春」があったのを思い出したので、探してみたが見つからなかった。多分、蔵書を大量処分した時に、処分されたのだろう。残念。

今年の目標
①中国語検定2級合格 不合格だったので、次回11月25日をめざす。
魯迅全集全20巻読了 現在、第5巻248ページまで読了。
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「山家鳥虫歌」(近世諸国民謡集 岩波文庫
◯ゆうべそがそが降ったる雨は 虎が涙か風強し
◯実に添ふなら生爪放そ 己は五つの指を切ろ
◯都まさりの浅草上野 花の春風音冴える
◯ここはどこぞと船頭衆に問へば ここは梅若角田川
◯色のよいのは出口の柳 殿にしなへてゆらゆらと