那賀町あすなろ作業所訪問

 話が前後するが、2月26日(木)には、きょうされん徳島支部に加盟している小規模共同作業所の「あすなろ作業所」(那賀町大久保岡崎)を訪問した。
 昨年10月23日に新装なった作業所で、わが家からは2時間余かかる山の中。もっとも運転は支部長の横田さんがしてくれた。横田さんご苦労様でした。あじさい湖畔(川口ダム)の国道195号線沿いにもみじ川温泉から少しいったところにある。作業所のすぐ裏が川口ダムで、春には桜、秋には紅葉が美しい。作業所には12名の利用者が通ってきており、職員は4名、この他にボランティアがいる。多くは女性。毎年4月の第一日曜日(今年は4月5日)に「あすなろさくらまつり」が開かれる。600人ぐらいが桜見物に来るそうで、この日のボランティアは200名といっていたので、町あげてのまつりになっている。この日は餅投げを150㎏する。子供向けにはお菓子も投げる。B型肝炎訴訟大阪原告団長の小池さんの生まれた町でもある。
 阿波市のアスカ作業所から2名、美波町(県南)の虹作業所は休みにして、利用者・職員が全員参加しました。この日は定例の木曜市で農産物やパンなどの加工品が豊富に並べられていた。雨だったので買い物に来る人が多いと、理事長さんは言っていた。町中だとそうではないので不思議な感じがしたが、山村で農家が多いので仕事ができないため来るようだ。カフェコーナー(あすなろカフェ)もあり、近所の人たちが買い物がてらにコーヒーを飲んでいた。多くのボランティアがいて売店やカフェで忙しそうに働いていた。 利用者さんが作ったチラシ寿司は美味しかったですね。金曜日には配食サービスを行っていて、30食ほど作って配達している。

 作業所は町のものなので、条例では以下のように書かれている。
 「心身障害者等の自立支援や就業支援訓練及び社会経済活動への参加をめざし、社会に適応した生活指導や作業指導を行い、心身障害者等の自立を支援することを目的として、那賀町あすなろ作業所(以下「作業所」という。)を設置する。」
 町が800万円の補助金を出している。利用者の工賃は1ヶ月16,000円程度で県下の同様な作業所より少ない。木曜市やカフェなどの利用者の増加で、今後工賃が上がってくるのではないだろうか。クリーニングの取次ぎも行っている。また、上那賀病院や町内の小中学校へ訪問販売も行っており、訪問を楽しみにしている人も多いようだ。

 那賀町は2010年時点の人口は9,318人で65歳以上の高齢者比率は40.9%(全国平均は24.1%)。平均年齢は55.1歳で全国平均の44.9歳と比較してかなり高い。2040年には高齢者比率も60.5%(人口は3,850人)になるという試算も出ている。超独自だけでなく、国・県の住民要求に立った高齢者施策が必要と感じた。


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