2012-01-01から1年間の記事一覧

「琉歌百景」 綾なす言葉たち  上原直彦

池袋のジュンク堂書店で購入したのだが、この本は「地方小出版流通センター」扱いとして、棚に陳列していた。地方の出版社や零細の小出版社の本を扱って、もう40年ぐらいになるのだろうか。ずーっと昔、ここで取り扱っている本を何冊か注文した記憶があるが…

障害者の権利条約批准に値する法律を!

昨日(1日)はB型肝炎訴訟全国原告団・弁護団による恒久対策会議が、大阪の御堂会館であったので参加した。厚労大臣との協議(7月11日)・全国恒久対策班会議(7月16日)・厚労省の肝炎対策推進協議会(7月23日)・日本肝炎デー(7月28日)などの会議を受け…

「良寛語釈『大智偈頌訳』」 飯田利行

良寛語釈 大智偈頌訳(だいちげじゅやく)作者: 飯田利行出版社/メーカー: 大法輪閣発売日: 1988/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 3回この商品を含むブログを見る 私にとっては全く歯が立たない本であった。高校時代、物理や化学の授業が理解でなかった…

B型肝炎訴訟大阪期日 と 徳島での無料説明会

昨日(8月24日)は大阪で裁判があったので参加した。 傍聴席は満員で法廷に入れない人もあった。徳島からも私のように毎回参加してくれる人もいて原告たちの熱心さが見受けられた。 今回は、徳島県人3名を含む原告65名が国との間で和解が成立した。今までの…

守大助役員会と難病支援ネットワーク研修会

19日(日)の午前中は、「守大助さんを支援する徳島の会」の役員会があったので参加した。役員会では、会員が362名になったこと、仙台地裁への「速やかな再審開始決定を求める要請署名」が1,157筆になったことなどが報告された。署名数は今年2月の総会で、秋…

芥川賞受賞作  楊逸「時が滲む朝」

中国出身の作家で、「時が滲む朝」で2008年第139回芥川賞を受賞した。学生時代国文学科だったためか芥川賞が発表されたら必ず買って読む、と言っていた同級生があった。私の場合は貧乏学生でもあり、芥川賞や直木賞にはさっぱり興味が無かったので、新刊で買…

剣山登山

12日は、息子が東京から帰省したので、連れ合いと健生山の会のW石会長と4人で、剣山に行ってきた。標高1995mのこの山、日本百名山にも入っており西日本では2番目の高峰ということで人気が高く、またお盆休みもあって県外からたくさんの自家用車・バスで登…

B型肝炎患者に対する差別・偏見の撤廃

2010年1月に肝炎対策基本法が施行され、2011年5月に肝炎対策の推進に関する基本的な指針が策定された。指針では国は、肝炎対策を総合的に推進するための基盤となる行政的な研究等を推進する必要があるとされている。 全国B型肝炎訴訟原告団・弁護団は今年6…

B型肝炎で検診率向上などを求め話合い と 無料説明会

8月6日は、B型肝炎訴訟大阪原告共同代表の小池さんと中島・真鍋・中村弁護士とともに徳島市保健センター・阿南市保健センターに行き、ウイルス検査の受診率向上とその後のフォローアップについて意見交換をしてきた。徳島市へは徳島肝炎の会の近藤事務局長…

「贋作吾輩は猫である」 内田百輭 と あわ9条の会

昨日は、あわ9条の会が毎月日曜日に1回おこなっている、憲法9条を守る宣伝行動。家の近くのスーパー「マルナカ柿原店」前の交差点で、朝から1時間行っている。先月は、B型肝炎訴訟関係の会議で東京に行っていたので、私はお休みをした。手製の幟と横断幕を…

酒見賢一「周公旦」と手拭「染の安坊」

周公旦 (文春文庫)作者: 酒見賢一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/04/10メディア: 文庫 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見る 酒見賢一の「周公旦」。主人公の周公旦は紀元前11世紀の政治家である。周の武王は若くして死んでしまつたため…

「朝鮮人強制連行」 外村大

朝鮮人強制連行 (岩波新書)作者: 外村大出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/03/23メディア: 新書購入: 2人 クリック: 102回この商品を含むブログ (14件) を見る 以前読んだのは「中国人強制連行」(岩波新書)であった。 表紙裏の紹介は以下のとおり。 …

厚労省「肝炎対策推進協議会」開催と「現代漫畫大観」

昨日(7月23日)は厚労省の「第8回肝炎対策推進協議会」が東京の全国都市会館であったので、B型肝炎訴訟原告の代表の委員の一人として参加した。B型肝炎訴訟原告の代表は2名おり、もう一人は北海道原告団副代表の清本太一さん。35歳の好青年である。 委員…

野呂邦暢と「昔日の客」関口良雄

2010年12月26日のブログに「山王書房『昔日の客』」と題して書いた。それより先、自費出版した「孺子の牛」(2008年5月)には、「3.馬込文士村」と題して、山王書房について触れ、そこの店主関口良雄の人柄について当時高校生だった私が受けた印象について書…

またB型肝炎訴訟 「落語に見る日本の旅文化」

16日は、B型肝炎訴訟の全国恒久対策班会議が東京で開かれたので参加した。この会議は11日の厚労大臣と原告団・弁護団との協議を受けて開催されたもの。 協議の中での厚労大臣の発言をどう受け止め、これから原告団・弁護団として恒久対策を進めるにあたって…

一昨日も昨日も守大助 と 原水爆禁止四国大会

一昨日(13日)は、守大助さんを支援する徳島の会の役員会があった。役員会に先立ち、徳島駅前で宣伝行動を行った。当日は雨模様で心配したが、幸いにも雨は降らず蒸し暑い中での宣伝行動であった。マイクを握り話していると、自然に汗が頬を伝って流れてく…

B型肝炎で厚労大臣と協議

昨日(7月11日)は、昨年6月のB型肝炎訴訟原告団・弁護団と国との基本合意に基づいた、厚労大臣との協議があったので参加した。各地から160人余りの原告・弁護士が集まり、厚労大臣との協議を行った。会場は70人余りしか入れないため、第2会場を設け大型モニ…

またまたB型肝炎訴訟 と 「冤罪と裁判」

7月6日には、東京で肝炎フォーラムがあったので参加した。これは、日本肝臓病患者団体協議会・薬害肝炎訴訟・B型肝炎訴訟の3団体で、肝炎対策をどう進めていくかについて話し合うもの。各団体がバラバラで厚労省と話し合っていては、国民・患者が求める対策…

「不愉快な現実」とB型肝炎訴訟

B型肝炎訴訟関係で、今月は東京へ4回、大阪へ1回行くことになってしまった。6日は肝炎フォーラム、11日は厚生労働大臣との協議、16日はB型肝炎訴訟の恒久対策会議、23日は厚労省の肝炎対策推進会議、21日は大阪でB型肝炎訴訟の恒久対策会議である。国の来…

千葉刑務所で守大助さんと面会  B型肝炎訴訟相談会

6月29日(金)午前中はB型肝炎訴訟の原告団代議員総会があり参加した。午後からは、早朝夜行バスで東京についた舩越さんと、千葉刑務所にえん罪で服役している守大助さんを訪問した。 千葉駅前で国民救援会千葉県本部の方と、名古屋から面会に来た竹崎さん…

B型肝炎訴訟と守大助でうまる日々

6月28日は昨年のこの日、国とB型肝炎訴訟で和解の基本合意ができた日であった。その1周年を記念して集会が開催されたので、私も参加した。本来ならば、和解が進捗し基本合意の項目が誠実に実施できていればよいのだが、この1年間を見ると残念ながらそうはな…

守さん支援を医療労働組合に訴えと「沈黙博物館」

昨日は川上事務局長と一緒に徳島県医療労働組合(徳島県医労連)の執行委員会に、守大助さんへの支援の訴えを行った。県医労連はかつて私も所属し、執行委員長も務めたことがあり顔見知りが多かった。 今回の訴えの内容は、仙台地裁への要請署名、学習会の開…

肝がん撲滅のための徳島市民公開講座

今日は、「肝がん撲滅のための徳島市民公開講座」が日本肝臓学会・徳島県肝炎対策協議会などの共催で開かれたので、その講師の一員として参加した。 この公開講座は毎年開かれているもので、徳島肝炎の会は患者の立場から話をする機会を与えられていて、今回…

中国旅行7 成都「武侯祠」と「詩歌三国志」 B型肝炎訴訟関係・守大助などなど

先週は忙しい週末であった。16日は守大助さんを支援する徳島の会の役員会。役員会の前に毎回徳島駅前で、守さんの冤罪を訴える宣伝・署名行動をするのだが、今回は雨のため中止。役員会では事件の内容を理解するために、仙台地裁に提出された「再審請求書」…

中国旅行6 九寨溝・黄龍・成都・楽山大仏  高良倉吉「琉球の時代」

成都の武侯祠を案内してもらっている時、ちょっと気になって現地スタッフの蒲さんに聞いてみた。重慶は日中戦争(当時は支那事変と言った。 中国では中国抗日戦争)の時日本軍による無差別爆撃があったが、成都はどうでしたか」。彼は、「知らない」と答えた…

中国旅行5 九寨溝・黄龍・成都・楽山大仏

九寨溝と黄龍、楽山大仏は世界遺産。その中で、九寨溝と黄龍は美しい自然が世界遺産になっている。そこで、現地ガイドの蒲さんが言うには、九寨溝と黄龍の世界遺産に指定されている地域は、今まで蔵族(チベット族)が行ってきたヤクの放牧や農業も政府によ…

中国旅行4 九寨溝・黄龍・成都・楽山大仏とB型肝炎訴訟

成都から楽山市に行く時、高速道路を利用した。距離は160㎞ほどある。その途中にトイレ休憩のために、眉山というサービスエリアに立ち寄った。ここは現在拡張工事をしていて、大きなものになるようだが、トイレは仮設であった。 入ってみると、扉もない所で…

中国旅行3 九寨溝・黄龍・成都・楽山大仏と徳島県への申し入れ

中国を旅行すると、やたら大きな看板に書かれているスローガンが目につく。横10m以上もあるだろうか。今回は、九寨溝黄龍空港を出たところに、大きな看板が10ほどあった。企業の宣伝もあるのだが、やはり目立つのは政府の広告。 2008年5月12日に四川大…

中国旅行2 九寨溝・黄龍・成都・楽山大仏

今回の中国旅行で購入した本は、豆本2冊。成都空港内の書店で見つけた。 縦8㎝、横6.4㎝で写真のように、和綴じ風にしてあり、玉の付いたひもがしおり代わりになっている。中国古典などを選んで、その抜粋が解説入りで載っている。 「図珍本小墨香書」と題し…

中国旅行 九寨溝・黄龍・成都・楽山大仏

5月28日から6月2日まで、中国旅行に行ってきた。行き先は、九寨溝・黄龍・成都・楽山大仏。成都では、パンダの動物園も見てきた。平日なのに、どこも観光客でいっぱい。それだけ、中国人の経済力が向上してきたということか。貧富の格差は、どんどん拡大して…